10/19 ( 21:28 )



そうやって俺のことも殺してくれたらよかったのに(かわいいかわいいそのこどもは、なんにも知らずにひとをころしたのでした)



白い羽が降っている。見上げても見渡してもただただ白が続くだけの音のしない世界でたった一人黒い俺はその白に染められてしんでしまいたいと思うようになる。どれほどの時間がたっただろう俺はすっかり羽に埋もれてしまって息が上手く出来ない。意識が落ちていく。そこで目が覚める。
/夢



好きな人がいる。でもその人にも好きな人がいて、俺から見たってその人は非の打ち所がないくらい素敵な人で、あの人なら絶対にあの人を幸せにしてくれるだろうと考えてしまって、もやもやと気持ちだけが積み重なって、それがいつしか焦げ付いて恋というものではなくなってしまうことを俺はまだ知らない。



いつか、忘れられてしまうのだろうか。忘れるとまではいかなくても、思い出のすみっこで褪せてしまうのだろうか。「嫌だなぁ…」そんなことを考えてはひとりでぼろぼろと泣いて、わがままを言って困らせたい衝動に駆られて、甘えたくて電話帳を開いたところで、いつも我に帰るのだ。「俺の意気地無し」



最期まで人に迷惑振りまいて、どうしようもない馬鹿だったなぁお前は。(死に顔に別れも花も添えられない)
/電車に飛び込んでぐちゃぐちゃに死んだ×××とそれをみていた×××



死んでもどうせ生き返るんだからいいよね、と笑ってきみを殺す。覚えてないかもしれないけどきみは昨日おんなじような事を言って僕を殺している。





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