「いや、決してそういうつもりでは!誤解です!」

「挿入のつもり?五回もだなんて……やん」

「違いますってば……」


頬を赤らめたかと思えば部屋着の小紋の襟を左右に肌蹴けさせた。見てはいけないと思うのに、どうしても目が二つのふくらみに惑わされる。

彼女が全く私の言うことを聞いていないようで思わず怒鳴った。


「だからもう!なんで脱ぐんだ!」

「今さら照れないで下さいよ」


天然なのかわざとなのか、あっと言う間に着物を脱ぎ捨ててしまった。意図していないのに喉がゴクリと鳴って、興奮し始めている事を思い知らされる。

目の前にきれいな若い裸があって……甘えるように体をすり寄せてきて……
正直、このまま抱いてしまいたかった。夜だったら多分もう口付けてる。

昼間なのが幸いだった。


「笠原先生、こういうのはいけない」


引き離そうと触れた肩は想像よりずっと華奢でドキドキと胸が高鳴ってしまう。


「大丈夫です。ちゃんとイかせてあげますから」

「だから違うと……」


言ってるのに。もぞもぞと股間を弄ってくる。情けない事に勃ち始めていたモノがムクムクと固さを増すのを感じた。


「やめなさいってば……」

「わかりました。精一杯心を込めて舐めさせていただきます」


いやいや、舐めなさいじゃなくて、やめなさいって言ったのに……
手際良く脱がせて嬉しそうに口に含んだ。


「こら……笠原せん、せい」

「おいひいれす。野村へんへいの……」

「まったく、こんな事……」

「嫌いですか?」

「え……?」

「いやらしい子は嫌いですか?」










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