清香の表情も拝みたいと目線をやれば、仰け反った喉しか見えなかった。それと一緒に見えた乳房の先は固くしこっているのが目にもわかる。

粒に吸い付くように愛撫しながら、両の乳首を摘まみ上げた。


「あっ!あ……っ、ああっ!!」


あられもない声を気にするように唇に指を寄せ、誘うように腰を揺らす卑猥な様。


「そんなに大きな声を出したら誰かが来てしまうぞ」

「だ……って、気持ちいいの……あそこも、胸も……」

「ホラ、らっきょうのせいで覗きに丁度いい穴まで空いてる」

「見られたっていいから……やめないで」


意識すると複数の穴はそれ自体が目の様に見えた。清香にも興奮の材料になっただろうか。そうだといいけれど。

経験に長けていそうな様子の清香に自分の技量が追いつくのか多少の不安もあったが、どこまでも淫乱な姿に自分も素直でいられると思った。


「承知した。が、これ以上の我慢は酷だ」


先ほど口淫で抜かれたばかりだと言うのにもう我慢が利かない。一刻も早くひくつく肉の筒に包まれたくて堪らなかった。

陰茎の先でスジを撫でるといったような事もせず、真っ直ぐに突き刺した。


「ああ……っ、はぁ……」


眉間に皺を寄せて、一見辛そうにも見える表情。しかし、その口元は僅かな笑みを含んでいた。


「体、柔らかいんだな……」

「この方が、感じるの……ここ、擦れて……たまんない」


自ら持ち上げ大きく開いた脚。それゆえ性器全体が吸い付くように密着する。全部で絡んでくるそこは、清香の言った通り口より数段上の快楽を与えてくれた。

肉の筒は陰茎を押し出そうとでもしているかのような圧迫感に思わず息が漏れる。


「はぁ……清香……」

「きれい。雄ちゃん、すっごくいやらしい顔してる」

「お前のせいだ」


間の抜けた顔をしている自覚はあった。力が入らず、頭の中に靄がかかったようにとろけてしまう。

熱に浮かされたように、今は快楽と清香の事しか考えられなかった。










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