やっと鳴ってくれたチャイム。長かった……


「じゃあ、今日はここまで……ね」

「起立、礼」


軽く頭を下げた瞬間だった。強い刺激が敏感な一点を責めた。


「んっ……!」


思わずうずくまってしまった私に真っ先に芹沢くんが駆け寄る。


「先生、大丈夫ですか?」


白々しいったら……もう……


「うん……平気」

「本当に?」


意味深に口角を上げる芹沢くん。嫌な予感がした私は彼に頼るフリをする事にした。


「ちょっとめまいがするの。保健室、付き合ってくれるかな」

「わかりました」


そう言って私を横抱きに抱え上げた。周りからはひやかすような声が聞こえたけど今は気分が悪い演技をしてみせた。


廊下に出たところでやっと彼に言う。


「お願い……もう、止めて……もう……」

「おかしくなりそう?でも今は手がふさがってるから」

「下ろして……、止めて……ぇ」

「イッていいよ。僕の腕の中でなら許してあげる。でも今イッちゃっても止められないから覚悟はしてよ?」


達したあとのクリトリスの上を容赦なく震え続ける所を想像して怖くなる。平静を装う自信はなかった。


「んんっ、早く……どこか、人のいないとこに……」

「国語の準備室でいい?思いっきりイキたいでしょ」


ただ頷いて心の中で彼を急かした。息が荒くなって声がもれそう……






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