烏丸くんは馴染めてないんだろうか。寂しそうにうつ向いた顔を見せる。
「学校、楽しくないの?」
「うん。オレには合わん……友達になれるような奴おらんし。杏珠ちゃんはもしかしたらオレとおんなじやったりするかなー思てんけど、オレだけやねんな。一人なんは」
「う〜ん、友達っていうのは私もまだ……じゃ、私たちがまず友達になろっか」
「ほんま?やった!大好きや!」
くるくる変わる表情。今度は嬉しそうに抱きついてくる。まるで犬みたいに。
「もうっ!」
「ん〜いい匂い。杏珠ちゃんめっちゃいい匂いすんで」
匂いを嗅ぐ所も犬っぽい。私の髪をクンクンして撫でてる。
そう思うとかわいいかも。
「女の子って柔らかくてかわいくて優しいから好き……」
そう言うとまた唇を重ねてきた。きつく抱きしめられて痛いくらい。
「んん……、ちょ、やめて……」
「エッチしよう……な?杏珠ちゃんとヤリたい」
耳に向かってそう言いながら、体操服の中に手を入れて胸を揉みしだいた。
持ち上げるみたいに掴みながら指で先端をつままれて、ピクピクと体が揺れる。
「ノーブラやん。やらしいなぁ。おっぱい気持ちいい?」
「ん……ダメだってば……お願い、こういう事は好きな子と……しなきゃ、あっ……」
「好きやで。杏珠ちゃんのオッパイめっちゃエロい」
「そういう好きじゃなくって……」
しつこく胸ばかりを責めて離れようとしない。若さゆえの激しさが今は怖いと思った。
体操服を捲り上げ、何をするかと思えばそこに顔を埋めた。
「きゃ!ヘンタイっ!」
「なんで?おっぱいって最高やと思わん?乳バンザイや」
嬉しそうに頬を寄せて両手で乳首を摘み上げる。
前戯と言うよりじゃれてるように見えた。そこが何だか憎めない。
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