「結婚するなら〜辰馬みたいに経済力と財力と身長があってー」
「おいおい何かとんでもねぇこと言い出したぞコイツ」
「お前坂本のこと好きだったのか?」
「完全に金目当てぜよー」
「内面は小太郎みたいに誠実でー優しくてー」
「無視か」
「ヅラ、誠実がか?」
「よし、こっちおいで。お菓子をあげよう」
「地味に喜んでるよコイツ」
「そんでー銀時みたいにーユーモアと包容力のある人がいい」
「やっぱりお前は俺のことよく分かってるよ!銀さん包容力の塊だから!」
「ユーモア…下品なだけだろう」
「おいコラ!俺の要素が一つもないぞ!」
「晋助は彼氏にはいいかも知れないけど結婚はヤダ。晋助なんてエロの塊じゃん」
「ぎゃははっ!性欲魔人!性欲魔人!」
「性欲魔人はてめーだろうが!!」
「辰馬と小太郎は浮気しなさそうだよねー」
「辰馬は浮気しねぇ代わりにキャバクラ通いだろ」
「わしがキャバクラに行くのは今わしが独身でキャバクラにお良ちゃんがおるからちゃ!」
「じゃあ結婚したら行かないの?」
「…どうろうなー」
「最低だコイツ!最低!」
「まぁ浮気しないならたまにキャバクラ行くのくらいは全然いいんだけどねー」
「俺はキャバクラなんぞ行かん!」
「あーうんうん、小太郎キャバクラとか女の子集まるところ行かなさそう〜」
「でもおめー呼び込みのバイトしてたよな」
「それとこれは別だ」
「小太郎が亭主関白ってイメージで、辰馬がキャバクラ通いしながらもやっぱり家庭が一番!みたいな感じで、銀時が奥さんの尻に敷かれてそう、晋助が浮気と離婚を繰り返してそうだな寧ろ結婚しなさそう」
「なんだお前、俺がそんなに嫌いか」
「まぁまぁイメージだし!」
「お前は俺をなんだと思ってんだよ」
「性欲魔人」
「黙れ」
「結婚するならねー近藤さんみたいな人がいいと思う」
「はぁ!?あいつゴリラだぞ!?」
「ないないない!あれはないわー!」
「常に恥部を露出してるような奴だぞ!?あんな奴より俺の方が100倍マシだろ!」
「…おんしゃ頭大丈夫がか?」
「えーだって近藤さん優しいし包容力あるし経済力も財産もあるし背も高いし、家事とか手伝ってくれそうだし浮気しなさそうだし、あの人絶対家族と奥さん大事にするタイプでしょ」
「でも顔面ゴリラだぞ!?」
「結婚生活を続ければそのうち慣れるよ」
「お母さんあんなのとの結婚認めませんからね!人間以外との結婚なんて認めませんからね!」
「いや近藤さん人間だから、つーかあたし近藤さんと結婚しないから」
「悪いことは言わん、わしにしとけ」
「ヤだよ」
「いやいや銀さんにしとけって!金はねぇけど笑いがある家庭が作れるはずだから!」
「笑いだけではお腹いっぱいになれません」
「シビアー!超シビアー!!現実的過ぎる!」
「女とは現実に生きる生き物だ」
「つーかあたし彼氏居るし」
「え、ちょ、え?」
「…嘘だろ?」
「いやマジだから」
「は、え、嘘?」
「え、ど、どがあ人?」
「不器用だけど優しい人だよー」
「あのな、人間は優しさだけがすべてじゃないぞ」
「経済力も財力もある人だよー」
「金ならわしも持っちゅうよ!」
「キャバクラも行かないし浮気もしない様な人」
「俺だってキャバクラなんざ行かねぇよ!」
「包容力もあるなー」
「銀さんのが懐広いですぅっ!!」
「身長は銀時くらいかなー?」
「誰だ?」
「なんか俺嫌な予感する…」
「あ、彼氏からメールきた」
「見せろ!」
「ヤダよ馬鹿じゃないの」
「結局誰なんちゃ」
「え?あぁ、彼氏?土方十四郎だよ」
「「「「は?」」」」
「じゃあトシから帰って来いってメールきたから帰るねーバイバーイ」
ガチャ バタンッ
「土方か…」
「土方……」
「土方かぁー…マヨラー、瞳孔、ムッツリ以外非の打ち所がねぇよ」
「わしはそこまで負けてると思わんぜよ」
「うむ、俺もだ」
「俺は…認めたくねぇが金ないし負けてるかも知れねぇ」
「俺は…」
「「「高杉は完全に負けてるから」」」
「てめーらなんか死んじまえ!」
0901121~0901220