「痛い」
「え?」
神楽ちゃんは定春の散歩、今日食事当番の新八くんは買い物
残った私達はお互い別々のソファーに座って、銀ちゃんはジャンプ私は雑誌を読みながらまったり?していたらジャンプを読み終わったらしい銀ちゃんが突然「痛い」と言い出した
「痛い」
「…え?」
「いやいや「え?」ってなるのは分かるけど痛い」
「……え?」
「あ〜…お前もうこれ銀さんダメだよあの、アレしないとダメだよ」
「(…アレ?)どこが痛いの?」
「………………。」
え、いや、何故黙る?
ジャンプで手でも切ったのかな?
紙で手ぇ切ると痛いよね〜
「……………。」
「……………。」
「………………。」
「………………。」
「…………………。」
「銀ちゃん」
「………………。」
「銀ちゃん耳赤いよ」
「…………ッ!!」
「あー…」とか「うー…」とか言いながらうつ向いてて顔はよく分からないけど銀ちゃんのふわふわな髪の隙間から見える耳が赤く染まっていた
「……痛い、頭痛い」
「うん」
「………………。」
「…銀ちゃんおいで」
未だ手に持っていた雑誌を机に置き銀ちゃんに向けて手を広げるとちらっと此方を見てからスススとスリ足で私が座るソファーに来た
ポンポンと自分の膝を叩いて銀ちゃんを誘導すれば素直に私の膝に頭を預けた
「頭痛いの?」
「うん…」
「膝枕して欲しいなら言えばいいのに」
「別にそんなこと言ってねぇだろ」
「はいはい、膝枕してたら少しはマシなの?」
「ん、」
銀ちゃんは体制を変えギュッと私のお腹に抱きついてきた
ふわふわな髪を撫でてあげると銀ちゃんは目を瞑った
「寝るの?布団行く?」
「ん〜…これがいい」
「よしよし大きな子供だなー」
「うっせ…」
「ふふふ、お休み、銀ちゃん」
ある日の午後
(ただいまアルー)
(ただいまー)
(シー…)
(銀ちゃん寝てるネ)
(涎垂れてますよこのオッサン)
(げっ!最悪!)
いや、頭痛くて甘えたな銀ちゃんが書きたかっただけみたいな←
090328