ピンポンパンポーン

「こんにちは!放送部によるお昼の放送を始めたいと思います。入学式から一週間経ちました。一年生の皆さんはもう学校には慣れましたか?さて、今日の放送担当者は私2-Aの山田花子ですよろしくお願いします。なんと今日の放送は初のゲストを招き、ゲストの皆さんに質問をしてお話を聞きたいと思います!さてさて気になるゲストですが…我が校でこの方達を知らない方は恐らく少ないでしょう!我が校1の有名仲良し五人組、3-A坂田銀時くん、3-F高杉晋助くん、3-A桂小太郎くん、3-B坂本辰馬くん3-B苗字名前さんです!」

「どうもー坂田でーす」

「桂です」

「あっはっは!坂本じゃ!」

「苗字です」

「………。」

「おろ?高杉元気ないのー」

「おいおい放送なんだから喋らねぇとわかんねぇぞ」

「高杉でぇっす☆(桂裏声)」

「殺すぞロン毛」

「さあ、では高杉くんが声を発したところで質問に移りたいと思います」


Q1 好きな食べ物はなんですか?また嫌いな食べ物はなんですか?

「好きな食べ物は甘いもの全般。嫌いなもんは特にねぇな」

「俺は蕎麦とんまい棒が好物だ嫌いなものは特にない、食わず嫌いなんぞしておったら大きくなれんぞ」

「おいコラ、テメー今なんでチラッとこっち見た」

「わしは何でも好きじゃな!」

「私も特に好きな食べ物もないし嫌いな食べ物もないです」

「つまんねぇなお前ら」

「食べ物の好き嫌いの回答がつまんないとか言われたの初めてなんですけど」

「主食が糖分の馬鹿にだけは言われたくない」

「高杉の好きな食べ物はカルシウムが豊富な物だ!背を伸ばすために頑張っている」

「ちげーよ!なに勝手に人の好きなもん捏造してんだ!」

「嫌いな食べ物はピーマンです」

「ママぁ僕ピーマン苦いから食べれないよぉ(坂田裏声)」

「アッハッハッ!似ちゅう似ちゅう!」

「殺すぞ糞天パァァァアッ!!だいたい似てねぇよボケがッ!!」

「誰が糞天パだコラァァァアッ!!」

「はいじゃあ次の質問どうぞ」

「え、あ、はい」
 
 
Q2 趣味はなんですか?

「趣味かー…えー音楽聴いたりすること?」

「つまんねぇなオイ」

「だからつまんないって何!?」

「えっと、坂田くんの趣味は?」

「俺?俺は糖分摂取が趣味だな」

「糖分摂取?ケーキバイキングとかそんな感じですか?」

「あぁ、もうなんかめんどくさいんでそんな感じで」

「わかりました。桂くんの趣味はなんですか?」

「趣味…そうだなあ、エリザベスの世話とでも言っておこう」

「エ、エリザベス…?」

「オバQぜよ」

「ちょっ違うから!!」

「あ、こいつら無視したらいいんで」

「は、はぁ…では坂本くんの趣味は?」

「ん?わしか?わしは…そうじゃなー今は船のプラモとか集めたり星を眺めたりすることかのー」

「プラモと星がお好きなんですか?」

「いやいや好きながはプラモじゃのうて船の方ぜよ」

「へーなんか意外です!高杉くんは何か趣味はありますか?」

「背を伸ばすことです」

「牛乳を飲むことです」

「足に重りを付けて鉄棒とかにぶら下がってることです」

「死ね!テメーら全員死ねボケ!だいたい俺の身長が低いんじゃねぇ!テメーらがデカ過ぎるだけだ!」

「男で170cmって小さい方らしいよね」

ゴンッ

「いったァァァアッ!!!何すんのよ低杉!女の子にげんこつするとか最低!!私の頭にこぶ出来たらお前青痣出来るまで殴ってやるからな!」

「怖い怖い怖い!何倍返しでやり返す気なのこの子!」

「おい、狭い放送室なんかで喧嘩をするな邪魔だ」

「いったい何が原因でこうなったんじゃー」

「いやいやあんたら3人が原因だと思いますけど!?」


ゴホン、では気を取り直して…
Q3 休みの日は何をしていますか?

「あー俺は家でゴロゴロしながらジャンプ読むか何かこいつらと一緒に馬鹿やることが多いかな」

「わしはプラネタリウム見に行ったりすることが多いぜよ!それかこいつらと遊ぶか」

「俺は休みに限らずエリザベスと寝食を共にするのが日課だ!こやつらと寝食を共にすることも多いがな」

「俺は女と居るかこいつらと居るかだな」

「ハッ!聞きましたか皆さん!?高杉くんが初めて自分からインタビューに答えました!」

「あ゛ぁ?」

「私は家でゴロゴロするか友達と遊ぶかこの人達と遊ぶかだなー」

「お前俺らといるときもゴロゴロしてんじゃねぇか」

「いつも皆さんはどこで遊んでいるんです?」

「最近銀時ん家に集まることが多いよね」

「俺一人暮らしだから色々と自由だしな」

「まず寒いから外に出ねーし」

「基本的に冬の間は室内でゲームしたりDVD観たり寝たりだな」

「たまに外で買い物とかゲーセン行ったり」

「皆さん本当に仲がいいんですね!」

「まぁ悪くはねぇ、のか?」

「さあな」

「名前さんは紅一点ですが女の子のお友達とは遊ばないんですか?」

「遊びますよー寧ろこいつらより女友達優先です」

「そうなんですか?では…え?何?もうすぐ放送時間終わる?ちょ、まだ三問しか質問してないんだけど!いや私の所為じゃないでしょこの人達の所為でしょ!違うね!私絶対悪くないし!……はい、ということでそろそろお時間のようです。では皆さんに最後の質問です!生まれ変わっても皆さんは友達になりたいですか?」

「まぁなってやらんこともない」

「なんで上から目線?」

「わしはなりたいぜよ!」

「まぁなってやらねぇこともねぇぜ」

「なんだお前ツンデレか?」

「ちげーよ!」

「つーかさーなりたくねぇっつってもお前ら俺にくっついて来そうだよな」

「アホか、そりゃ俺の台詞だ」

「いや俺の台詞だ」

「アッハッハッ!」

「苗字さんはどうですか?」

「え?あぁ、私は…―」


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