「布団よーし!枕よーし!ティッシュよーし!俺よーし!(?)」



俺が居るのは自室の布団の上
愛しの…おおおお奥さんは風呂
まぁ結婚した若い男女が夜にすることなんて一つ!
しかも今日は初夜だ!ガラにもなく緊張しちまう
本当は風呂も一緒に入りたかったが有り得ないと本気で嫌がられたため泣く泣く先に風呂に入って今に至る



「な、なげぇ…(何分入ってるつもりなんでさァ)」

「…総悟?」

「!(ビクッ)」

「入るよ?」



すうっと襖が開いて入って来たのは湯上がりで頬が紅潮した名前
…可愛いでさァ



「ん、」

「ん?」



何故か布団の上で正座をする俺を見て、名前は俺の正面で同じく正座する



「…〜っ!!」

「総悟?」



俺は耐え切れなくなり両手を真っ赤な顔に当て両膝を曲げゴロゴロと床を転がった



「ふふ、どうしたの?総悟」

「う、嬉しいやら恥ずかしいやら緊張やらでどうしたらいいか…」

「ふふふ、総悟こっちおいで」



名前から離れたところで転がってた俺は素直に四つん這いで名前の元に行く
そのままこてんと名前の膝の上に頭を乗せて、腰に腕を回し腹に顔を埋めてぎゅっと抱き着く
名前は優しく俺の頭を撫でている



「名前の匂いがしまさァ」

「えーお風呂入ったばっかなのになんかやだー」

「いい匂い…俺は名前の匂いが一番落ち着く」

「私も総悟の匂いが一番落ち着く」

「変態」

「なんで!総悟もじゃん」

「俺はいいんでィ」

「ふふふ、何それ意味わかんない」



名前が笑うから顔を押し付けてる腹が揺れて何だか面白かった
そして徐に俺は起き上がった



「名前…」

「なあに、総悟」

「好き、大好き、愛してまさァ」

「私も愛してるよ」



俺は名前に熱いキスをした
舐める様に、啄む様に、食べる様に、溶ける様に、名前とずっとずっと一緒にいたくて


俺は名前を布団に押し倒して帯を解いた
月に照らされた名前の肌は息を飲むほど綺麗だった



残念ここからはR指定


この続きを知っているのは僕と君とお月様だけ

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