志村家でのお泊り会は本当に楽しかった
メンバーは妙ちゃんと神楽と九ちゃんと何故かさっちゃん
みんなで料理(妙ちゃんは可哀相な卵焼きのみ制作)をしてそれを食べて、みんなでお風呂に入った
そして就寝
志村家の1番大きな部屋に全員分の布団を敷いて寝る


そこで始まったのは修学旅行並のテンションで交わされるガールズトーク(恋話)



「あんな男のどこがいいのかわからないわ」

「だから銀さんはあの怠そうな目がいいんじゃない!そんなこと言ってお妙さんも銀さんが好きなんでしょ!?そうなんでしょ!?」

「私は目と眉があんなに離れた人に興味はありません」

「ぼ、僕は妙ちゃんが…」

「姐御はやっぱりあのゴリラには興味ないアルカ?」

「当たり前じゃない。神楽ちゃん、あんまりふざけたことばっかり言ってると鼻の骨折るわよ」

「あーら、私はお妙さんとあのゴリラお似合いだと思うわよ!だから銀さんのことは諦めなさい!」

「せやからあんなだらし無い男興味無い言うとるやろワレェェェエッ!!!」

「妙ちゃんなんで関西弁!?」

「名前はサドと上手くいってるアルカ?」

「え?このタイミングで私に質問?」



神楽ちゃんの発言に今まで騒いでた妙ちゃんとさっちゃんが急に目を輝かせて私を見た
女子はなんでこんなに恋話が好きなんだろう



「上手く…いってる、よ?」

「なんで疑問形なの」

「なんとなく。大丈夫!上手く言ってるから!」

「あのサドがデレデレとか信じられないネ」

「ところで名前さんは沖田さんのどこが好きなの?私は銀さんの全てが好きよ」

「えっ、」

「そう言えば私も聞いたことないわ。猿飛さんは黙りなさい」

「ハッ、あんな奴のどこがいいのか理解不能アル!」

「顔はまぁいいと思うけど性格がねぇ…問題大有りじゃない?」

「最低最悪アル!死んだらいいヨ!」

「銀さんよりいい男なんてこの世に存在しないわ!」

「あんた達がけなしてる人私の旦那なんですけどォォォオッ!」



失礼だなーまったく!
確かに総悟は他人にはちょっと優しくないかも知れないけど本当は誰よりも優しい人なのに…
総悟は他人に弱みを見せたりしないからなー
でも私だけに弱み見せたり甘えてくれたりするのは凄い嬉しいんだよね



「総悟は素敵な人だもん…」

「か、彼の性格は知らないけど剣の腕前はなかなかのものだと僕は思うよ…!」

「九ちゃん…!!あなたいい子!」

「私の方があんなガキより強いアル!」

「銀さんがこの世で1番強いに決まってるじゃない!」

「猿飛さんさっきから煩いわ」

「総悟が1番カッコイイし、優しいし、いい男ですっ!」

「うざいから惚気ないで名前ちゃん。鼻フックするわよ」

「…僕はもう眠いんだが寝てもいいかな?」



今日は乙女のターンなの!


朝まで愛しい人の話をしていましょうか

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