「わー!遊園地だー!」


まだ入園してないのに無邪気にはしゃぐ苗字さんはマジで可愛い!てか私服!やっ、やべー!可愛い可愛い!どうしよう!?どうする?!ちゅーでもするか!?
あぁぁああぁぁあぁッ!!!
俺はついにやって来たんだ!
苗字さんと二人で遊園地にっ!



「おっきいな遊園地でございまするー」



苗字さんと二人で遊園地…



「随分と観覧車でけーな」



苗字さんと二人で……



「栗子ちゃん行こう!」

「はい!」

「あ、おい待て」



苗字さんと、二人で…遊、園…地……



「なんでお前がいんだよォォォォオ!!!!」

「はぁ?何突然キレてんだよ」

「キレるわ!!マヨラーコノヤロー!!俺が昨日どんだけ苗字さんと二人で遊園地と云う最高のシチュエーションにウキウキして寝られなかったと思ってんだよ!!!」

「うっせーな!お前は遠足前夜の小学生か!!」



ありえねー!!ありえねー!!!ありえねぇぇぇえっ!!!!
土方と松平?にはたまたま遊園地の前で会った

「げっ、名前と坂田!」
「あ、トシ!ほら、みろ!やっぱり会ったじゃん!」
「苗字先輩も遊園地デートでございまするか?」
「("も"って何!?"も"って!!俺と松平はデートなのか!?やっぱこれデートなのか!?)」
「あ!そうだ!苗字先輩とそちらの方も私達と一緒に行きましょう!」
「「!?」」
「私は別にいいよー坂田くんは?」
「え、あ、いや…」
「いや…?(困った顔して上目使い)」
「うん!よし!四人で行こうか!」
「坂田鼻血出てるぞ」
「わーい!Wデートでございまするー!」

……てな感じで四人で回ることになってしまった
畜生!!!このオカッパ女が余計なこと言わなければ俺は苗字さんと二人で…!!!



「それもこれもマヨラー!テメーが自分の女ちゃんと止めねーからだろ!!」

「俺の女じゃねぇよ!!勘違いすんな白髪天パ!!」

「十四郎様〜?行かないのでございまするかー?」

「坂田くん!早く行こうよー!」



もうこの際だからマヨラーとオカッパ女は空気同然だと思うことにしよう
俺は苗字さんと二人で今日を楽しむんだ!!



「シルバーランドにようこそ!」


君と僕とその他と遊園地!



しばらく続くであろう遊園地編開始

090412

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