うおぉおぉぉおぉおおっ!!!!
なんだコレ!?なんだコレどうしよう!?凄い、も、ちょ、どうしよう!?
あのアレ、アレだ!どうしよう!?
ちょ、待って!マジ待って!だってあの、うおぉおぉぉおぉおおっ!!!!
「銀ちゃん?」
「うおぉ…」
だってお前アレだって
ホントあの、俺、その…
「名前ッ!!」
「え、はい」
ソファーの上に正座して名前の方を向いて座る俺
何故かつられて名前も俺と向かいあってソファーの上に正座する
俺は名前の肩を両手でガッと掴む
キョトンとした顔をする名前に俺は思わずゴクリと唾を飲んでしまった
「あ、あの…あのな!」
「は、はい」
うおぉおぉぉおぉおおっ!!!!
コレ大丈夫!?俺引かれない!?引かれたりしない!?
だって全然そんな感じじゃないしアレだし…うおぉおぉぉおぉおおっ!!!!
「名前ちゃん!」
「いや、だから何?」
ドキドキと心臓が脈を打つ
「銀さんね」
「うん」
「な、なんか…」
「うん」
「すっげーその…」
「うん」
「ちゅ、ちゅうしたいなー…みたいな?」
「は?」
名前はポカンとしている
それもそうだ
だってさっきまで名前はお笑い番組を見ていて俺はジャンプを読んでいた
全然そんな甘い雰囲気じゃなかった
ピンクオーラなんかまったくなかった
でもなんかキちゃったんだよ!キちゃったの!なんか物凄いキスしたくなっちゃったの!えっちしたいとかじゃねぇんだよ!なんかわかんねぇけど無性にキスしたいんだよ!とにかく銀さんはすっげーキスしたいのォォォオッ!!!
「ダ、ダメか?」
「いやー別にいいけどさーなんか雰囲……ちょっ、むっ、う」
「んぅ…っ」
なんかもうダメだった
名前のピンクの濡れた唇が喋る度に揺れてなんかもうダメだった
舌入れたり下唇吸ったりしてるけどエロい感じのキスじゃなくて、漫画ならむちゅって可愛らしい音がしそうな感じのキス
「銀、ちゃん…雰囲気とか…ん、作れな…んぅ、いの!?」
「んー…んふふっ」
口だけじゃ無くて瞼とかおでことかほっぺたとかにもキスをする
あー…なんか俺すっげー今幸せ
「名前ちゃ〜ん」
「なんですかー銀時くん」
「ふふ、なんかねェ今幸せすっげー好き」
「あはっ私も好きだよー」
「あーヤバいヤバいなんか心臓擽ってぇ」
「ふふふ、わかるかも」
「名前ちゅうーっ」
「…ん」
「んへへっ!」
あー好き好き愛してるっ!
蜂蜜かけた心臓みたいに甘い
091210 title by にやり