「むぎゃっ」
「ぐえっ!」
「ししし、色気ねぇの」
談話室のソファーで仰向けに寝転び、お腹にマーモンを乗せて一緒にお昼寝をしていたら突然ベルが飛び乗ってきた
「うしし、マーモン潰れた?」
「むぐぐっ…苦し……」
「ちょっ…ベル下りて!下りて!マーモン死んじゃうから!!」
「ねぇ、王子暇なんだけど」
「え!?無視!?」
「ねぇ、王子暇なんだけど」
「え、それさっき聞きましたけど」
「ベ、ベル…早く下り……息が…」
「ベル!遊んであげるから下りて!マーモン死んじゃうから!窒息死しちゃうから!てか、重い!私も苦しい!」
私とマーモンの上に俯せにのしかかるベルの背中をバシバシと叩いたら、しししっと憎たらしく笑いながら私達の上から退いた
「何するんだいベル。危うく死ぬところだったじゃないか」
「うるせーよ鼻たれ小僧」
「あーもう喧嘩しないの!」
まったくこの二人は仲いいんだか悪いんだか…
「で?何して遊ぶんだい?」
「目玉くり抜きゲ…「「却下」」
「なんでお前ら息ぴったりなんだよマジ殺してー」
「嫉妬かい?」
「は?死ねよ鼻たれ」
「もういいから、結局何して遊ぶのよ」
「ボスの羽もぎ取っ…「「却下」」
「つまんねー!」
「まだ死にたくないからね」
「ボスにコォォォオってされたくないし」
「お前らなんかボスにコォォォオってされちゃえばいいんだよ」
「ボスにコォォォオってされたら死んじゃうだろ」
「お前ら何言ってんだぁ」
ボスのコォォォオの話で盛り上がって(?)たら談話室のドアを開けてスクアーロが入ってきた
スクアーロはソファーから少し離れたところにある椅子に座ると、一つのソファーに三人並んで座る私達を変なものを見るような目で見てきた
「何その目」
「ベル、目玉くり抜きゲームやってもいいよ。スクアーロの目玉でね」
「しししっさーんせー♪」
「なんでだぁ!?」
「スクアーロ声デカイ」
「迷惑料もらいたいくらいの声のでかさだよ」
「マジうぜー」
「…お前らのがうぜーぞぉ」
「もうスクアーロがボスにコォォォオってされちゃえばいいのよ」
「ボスにコォォォオってやられて死ねるなんて光栄なことだよスクアーロ」
「ししし、コォォォオ!」
「コォォォオってなんだぁぁぁあっ!!!!」
ボスのあのコォォォオってやつ
マーモンとベルとヒロインの仲良し三人組の話書いてたらいつの間にかこんな話に…コォォォオ!←
090622