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本当は一人が嫌いだった。
たった一人の家族と一緒だったあの頃は楽しかったんだと思う。
でも、俺は覚えてないんだ。




ラボの付近でリリウムを抱き締めながら思い出す過去。
科学系が好きな俺はルルから離れて町の研究室に一室かりて実験に専念した。
もちろん、この頃は対人恐怖症みたいなものはない。
普通に研究室のやつらとも話してた。
ただ、あまりは好まず部屋にこもってた。

俺の研究が賞をとったことで騒がれた時期がある。
実際俺は興味なんて無かった。
その時か…ストーカーらしきものを受けたのは。
研究室からでる人、人、人…
群れてて気持ち悪い。
報道人からヤジウマまでなにがしたいか俺にはわからなかった。
ぼーぜんとしてる俺を助けたのは隣室の……誰だったかなんて覚えてない。
ささっとそいつらをどこかにおいやった。
それが、毎日のように続いた。
それからか…群衆を嫌いになったのは。

中には見せかけの"アイ"を吐いてくる奴もいた。
きもちわるい。
ルルから聞いた"スキ"はあんなに心地よかったのに。
なにもかにルルを引き合いにだした俺はだんだんと他者をさけだした。
どんなに、孤独を感じようと俺はアレみたいなことはされたくない。

そして、
最後の止めを俺に刺したの俺を助けたアイツだった。

アイツは突然俺の部屋に乗り込んでくるかと思うと押し倒して馬乗りになってきた。
そこから殴られる殴られる殴られる殴られる。
正直、怖いどころの問題じゃなかった。
痛くても、嫌でも止まらない暴力。
しらない。こんなのしらない。
ルルは…絶対こんなことしない…
また、ルルを引き合いにだした俺。
無意識だった。
この、無意識にルルを引き合いにだした時点で俺は他者というものを完全否定した。

アイツはもともと俺がはやしたてられることが気にくわなかったらしい。
きくと、あいつは俺が来る前は賞に一番近いと言われたやつ…らしい。
それから、俺が賞なんてどうでもいいことを知ったらしい。
所詮、妬みと嫉妬だ。
そこからの………行為…。



この3日後俺は研究室を出て引かれるように豊かの深林に入った。
それから俺の消息は耐えたと言われたらしい。
もう、誰も信じれない。
ルルしか信じられない。
誰かなんて嫌いだ。








ふと、目に生暖かいものが貯まったのがわかった。
誰かなんてもう信じれないと想ってたのに。

「俺、か、ら…離、さな、い…
あ、とも、どり…す、る…な、ら…今……だ、…よ
こ、こから、もう、でら、れ、ない…よ」
おでこをくっつけて話してみる

「逃げないよ、離れない」

「俺…ひと、り……にしな、い…?」

「しない、」

そう言われて、首に顔を沈める。
この瞬間がひどく愛おしい。
ルルしか居なかった世界に広がる色が新鮮で…

結局、他者を嫌った俺は孤独が嫌いなだけで
一番欲しいものが得られなかったから逃げたようなものだったのかもしれない。

だけど、俺がこのラボを離れることは一生ない。
縛りつけたあの子と時々の双子の兄弟とそれだけあればなにも要らない。



*******
はーい、いみふ!!
くーちゃんとメールしててちょっと書きたくなって…
くーちゃんとのメールの内容少し借りました。
あと、あーやさん宅の双子の兄弟ルルベルくん、くーちゃん宅のリリウムくんおかりしまりた!!




  


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