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「や、桐…舞…っ」

唐突と突き出された言葉に胸がずきっと痛んだ。

番様依存症だと思って現実を避けてきた自分に前を向かせたのは桐舞だった。

番様はすでにういのものなんかじゃなくて、番様は別にういのことなんて想ってもなくて…。

番様との現実は悲惨なもの。

でも桐舞は優しくて、ういだけをちゃんと見てて…
だから、あたりまえだと思ってた。

桐舞はういが好きで、桐舞はういだけ見てて、桐舞が…桐舞が…
桐舞がくれる愛が心地よくさえ感じて。



だから、ういが桐舞を好きになるなんて必然だった。
でも、ういは番様に未練残してて、
番様を引き合いに出されちゃうとどもっちゃって。
それが原因だったなんて知ってた。

どもった。
もちろん、番様を引き合いに出されたから。
そして、くる…苦しみ。

あぁ、首が絞まる…
でも、桐舞からの愛…
そう思うと貯まる涙とは裏腹に口許が緩む。
息が詰まる。
そう感じる手前で解放感が喉を通る。

まただ。
桐舞は寸前でいつも止める。
いっそなら殺して懐で大事にしといてほしい。
きゅっと締め付けられる胸はいつもそう悲鳴をあげた。


ーウイハ君ヲ愛シテナンカナイ


そう言えたならば、楽になれたのかな。



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桐翠!
くーちゃん宅の桐舞くんお借りしました!
ヤンヤン素晴らしいね!!
これだと、一方的ですけど翠にもきちんと独占欲があって殺したい衝動にかられたりもしてます。




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