03

「はじめましてだね!僕は刃夕露。佐助とは双子さんです!」

「かすがだ。一個上だがよろしくな。」

「………(ぺこり)」

「こっちのは小太郎ねー、無口だけどいい子ちゃんだよーw」


結局なぜか大集合してしまった刃君兄弟を前に、獄寺君は睨みをやめないし山本は笑顔をやめない。なにこれ辛い…!


「佐助ちゃんもうお友達作ったんだー、早いねー」

「お前はまだ作ってないのかよ」

「いやぁだってお弁当忘れちゃったから教室抜けてきちゃったし」

「だからあれほど忘れ物はないかって…」


また佐助君の小言がはじまる。さっき山本がぽろっと「お母さんみたいなのな!」って言ったっけ凄い勢いで否定してたけど…やっぱお母さんにしか見えないよなぁ。


「綱吉クン、なんか言った?」

「!いいいいやいやいや何も言ってないよ!」


こ、怖えええええ!笑顔だったのにめちゃくちゃ怖かった!ほ、本当にお母さんって言われるの嫌いなんだな…。



そんな彼はお母さん属性!
(…やっぱさぁ、佐助って母ちゃんみt)
(山本クン、何か言った?)
(…ははは!)
(笑って誤魔化したー!)