「Hey石田！遊びに来たZE☆」

「帰れ厨二病！」

「…すまん、大谷。」

「いや…狸よりは迷惑をかけぬぶんマシよ…」


なぜこうも東軍は好き勝手遊びにくるのだろうかそれも敵軍の総大将ん家に！俺ら敵だよな？どうしよう、もう俺帰りたい！

…と、思っていたのは最初だけで最近の俺はもう深く考えなくなっていた。
冒頭のは挨拶のようなものである。


「…で、貴様は誰だ。」

「それ毎回本気で言ってんなら俺はお前の頭を心配する」

「HA！ボケんのにゃまだ早ぇーぜ！」

「厨二病、どうせいつもと同じ用だろうが一応何用か聞いておいてやる。なんだ。」

「幸村が照れなくなるにゃあどうすりゃいい」

「家康を殺せ」

「そりゃお前の要望であって幸村にゃ関係ねぇ」

「なんでお前そうゆうときだけcoolになるんだ」

「ベタ惚れだからって馬鹿じゃあねぇってことさ、you see？」

「帰れ」


後ろで刑部が片倉となにやら野菜談義とうちの子談義をしているが知ったこっちゃない。この男は毎回うちに来るたんび幸村幸村幸村と…そんなことは前田に相談しろ！


「あいつじゃだめだ、あんなリア充俺は認めねぇ！！」

「恋してんのはリア充じゃねぇのかよ。つか人の心読むな！」

「Ha！俺の千里眼の前じゃあ隠し事なんてできねーぜYA-HA！」

「だめだこいつ、はやくなんとかしないと」


やっぱオタク知識なんて教えるんじゃなかった…と後悔していれば、目の前の厨二病野朗は急にまじめな顔になる。だがいつものことなので俺はそのままだ。


「石田、最近幸村が冷たいんだ。どうすりゃいい」

「とりあえずセクハラをやめろ」

「破廉恥！が聞きたくて毎回やってんのに1回も言ってくれねぇんだあいつ！ちくしょう！」

「男にやられても破廉恥なんて言わねぇだろ、聞きたかったら性別でも変えろ！」

「………！」

「“は、その手があったか…！”みたいな反応するなよ！？どうやって性別かえる気だお前は！ち×こでもぶった切るつもりか！！」

「三成、」

「…政宗様………」


三成と政宗の近くで雑談をしていた2人が騒いでいた2人を咎める。小十郎は心なしか涙目に見えた。


「よし石田、今日は泊まってってやる！」

「さっさと帰れよ、つかいつそんなこと許可した！」

「今夜は寝かせねぇぜ☆」

「貴様はどこの女子だといいたい、恋バナのために徹夜とか嫌だからな！俺寝るからな！」

「石田、大谷…本当にすまねぇ」

「…もうよい、野菜でチャラよ」


泣きに入っている小十郎と、遠い目をしている大谷。そんな保護者の心情なぞいざ知らず政宗はテンションMAXで三成に話かけているのであった



厨二病がやってきた！
(じゃあな小十郎！絶対入ってくんなよ！)
(政宗様あああああ！)
(貴様また私の部屋で寝る気かあああ！)
(独眼竜ううう！三成と2人っきりなんてわしが許さん！)
(うわああああ変態がきたああああ！ぎょうぶううう！！)
(……とことんぬしは不幸しか呼ばぬな、三成)

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