この間のテスト勉強の一件から、政宗君(伊達君って呼んだら石田は名前なのに俺が苗字とかきにくわねぇとか意味のわからないこと言い出して名前呼びになってた)と知り合い。ついでになぜか元親君(こちらは苗字が長くていいづらいことを配慮してくれて名前呼びでいいとか言ってくれた。アニキと呼びたくなったのは内緒だ)とも知り合いになっていた。あれ、いつのまに?とか聞かないでくれ。私もよくわかっていないんだ。

そしてそれ以来なぜかよく2人は私の教室に来ます


「Heyゆうろ!聞いてんのか?」

「聞いてるよ。片倉先生と仲良いんだね」

「Ha!小十郎は俺の右目だからな!!」


政宗君は片倉先生を自分の右目だという。そういえば彼の右目はいつも眼帯に覆われていてみたことがない。失明しているのだろうか?まぁ、触れないでおこうと思う。


「おーいゆうろ!次の授業あてられんだ!教えてくれ!!」

「国語と社会と家庭科以外は政宗君に聞いてね」

「お前俺がlectureしてやってんのにまだ得意になんねーのかよ…」

「その言葉そっくりそのまま返すよ」


政宗君だって私達4人で教えてもなかなか覚えないじゃないか。佐助の教え方凄くわかりやすいのに。次に私の教え方がわかりやすいらしい。本当は小太郎なんだけど意思通知できる人が少ないという難点をもっている。

そして元親君はべつに出来が悪い、とかそうゆうのじゃないんだ。教えればちゃんとわかるので馬鹿ではない。ただ不良なので授業に参加しなかったり学校をさぼったりするらしい。そして彼も目に眼帯をあてている。左目だけど。気になるけどやはり触れないでおこうと思う。


「ここんとこでよ…」

「あぁ、ここはこう…」

「…oh…そこってそうだったのか…」


簡単に解説を交えて教えれば、納得できたのか「ありがとよ!」と言って教室へ戻っていった。ちなみに政宗君はいまだいる。そろそろチャイムがなるのだが…いいのだろうか?まぁ、予鈴のチャイムがなった後帰っても全然間に合うから問題はないのだが。3人も毎回予鈴チャイムが鳴った後戻ってくるし。今思うと私予鈴チャイムが鳴ってから戻るどころか教室からほとんど出てないや…、あ。なんか涙出てきた。どーせ私は友達少ないよばかぁ!

そんなことを考えているうちに予鈴チャイムが鳴る。だが政宗君が教室に戻ろうとする動作は全くない。あれ?授業遅れちゃうよ?というかそろそろ佐助とか帰ってくるから早く戻った方がいいよ?と頭の中で疑問がいっぱいあふれるので、政宗君に言おうとする。

言う前に佐助が戻ってきて、大声で叫んだあと私の前に立っていたけど。


「ちょっと伊達!くんなっつったじゃん!」

「Ha!猿に指図される覚えはねーぜ!」

「ッ…!とにかく、ゆうろも!こんな卑猥物の塊なんかに近づいちゃいけません!」

「おい誰が卑猥物だゴラァ!」

「あんたの一時期の行動をよく思い出してごらんなさい」

「ぐっ………!」


なんかよくわからないが、とにかくこの2人は本当に仲が悪いことと佐助は相変わらずオカンなんだということがよくわかった。まぁかすがも私もやんちゃばっかりで小太郎と佐助が毎回心配していたせいなのだが。それを差し抜いても佐助はやっぱりオカンだったと思う。なんていうか、根本がオカンなんだと思う。

そんなことを考えていたのがばれたのか、佐助に睨まれたが笑っておいた。



「教室内で話してちゃ、いかにも付き合ってますって感じで嫌だろ」
(その後片倉先生が政宗君を迎えに来て終了となった)
(ついでに私と政宗君と佐助で三角関係ができている噂が広まった)
(なんとかその噂は消したけど、どうしてそうなった)