今日も元気になり響くどかんどかんという爆発音をBGMに、日直の仕事を淡々とこなす。もう一人の担当の子は、まぁ王道的にさっさか部活に行ってしまわれた。ここまで展開は王道的でありながら、一行に私がキャラと積極的に絡むイベントが発生しないのは逆になにかの陰謀を感じつつある。陰謀論大好きアメリカ人か!ってツッコミを入れたくなる程度にはふとしたときに陰謀かなにかかと思うときがある。席順とかクラスとか。

「あー、あとは日誌書いて提出して…そんなもんかな」

綺麗になった黒板と、水を交換した花瓶を見ながらぽつり。ふと教室の窓からグラウンドを見てみれば、なにやら小さい黒い点と見覚えのある三人と、しらない男の人が見えた。すぐさま視線を逸らして日誌をもって立ち上がる。

「あいつら学校なんだと思ってんだろ…」

大きな爆発音に背を押されるように、教室を出た。


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