とりあえず、私はここに来た経緯を説明した。
「…は?つまりどうゆうことだ?」
「死んで生き返ったと…まさに摩訶不思議でござるな」
「お前…究極に神に愛されているんだな」
「くだらない」
「ランポウさんだって不死身だからそのくらいできるものね」
「ヌフフ…面白い人だ」
上から、"ジーさん"、"アサリさん"、"ナックルさん"、"アラウディさん"、"ランポウさん"、"スペードさん"。
十人十色というかなんというか、神に愛されているという部分だけ否定したいと思う。
「…で、お前の兄はボンゴレ10代目で、その家庭教師に今回は殺された…と。」
「まぁ、はい。そうなります。」
「…ボンゴレが10代目、ねぇ…」
「………ボンゴレについて、何か詳しく知っているか?」
なにやら"ジョットさん達"はボンゴレ10代目というところに思うところがあるらしく、先ほどからボンゴレという言葉を出す度に微妙な表情をする。
…関係者、なんだろうか?
「詳しくは、そんなに…ああでも綱吉…兄の超直感とやらは私にだけ効かないようです。それと…黒い人達と戦ったり、白い人達に滅ぼされかけたり…私は全てに関して聞かされていないので、詳しくは、わかりません。」
「…そうか。無理を言ってすまなかった。ありがとう。」
そう言った"ジョットさん"は周りの人達と、わからない言葉で会話をし始めた。
え、なにこの置いてけぼりフラグ。どうしろってのさ。
しょうがないから紅茶とお菓子を貪りつつ、先程からいくら考えてもでてこない"ジョット"と"ぷりーも"、それから"スペードさん"について考えることにした。
なんで"スペードさん"は、兄を殺したかったのか。
"スペードさん"の言った『終わる』とは、一体なんのことだったのか。
そして"スペードさん"は一体いくつなのか。
最後のがとてもくだらないと言われそうだけど、私にとってはこれが一番重大なことだった。
引きこもりと説明
(不老不死説でどうだろうか?)
(…逆算すると【ピー】歳なんだけどなぁ…)
(うんん…)
(ん〜…彼女は何を恐ろしい年齢を呟いているんですか?)
(知らん)