生れ落ちたは異質 (2/31)
中学が終わって、ほとんど引きこもりニートだった自分もどうにか頑張って、受験合格して、小学校からの親友と喜びあって、ハメ外しすぎて親に怒られて、春休みが終われば花の高校生生活がはじまるぜ!きゃっほーい!
とか思っていたうちの人生は高校生活を迎える前に死期を迎えてしまったようだ。
理由は簡単 コンビニ行って、会計してたら強盗が来て、強盗が慌てすぎて私をぶっさしました。
これだけ。 そう、たったこれだけである。
きっとあの強盗新人とかそんなんだったんだろうなぁ、と思いつつ。私は次出会うときがあったら絶対殺そうと胸に決め死んだ。
そう、死んだんだ。 あのとき確かに私は死んだ。
だけど、どうやら私は輪廻転生とやらをやらかしてしまったらしい。
「…ここ、どこかねぇ…」
気づけば私は、どこかの森にいたのだから。
生れ落ちたは異質 (トリップかと思ったけど幼少の記憶がほんのり入ってきたから違うだろう) (つーかなんだこれ、捨てられた系?) (森に子供捨てるなよなー、生んだなら責任もって育てろや)
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