小ネタ 2 | ナノ

復活/私は彼を知っている。
2013/04/30 01:24(0)

※独白オンリー
※急にはじまり急に終わる



私は彼を、知っている。

彼はいつでもニコニコと笑い、誰に対しても優しく接する。学校的に見れば顔も整っていて、ひとつのスポーツに一生懸命になっている姿や、明るい笑顔に誰もが惹かれていて、そんな彼は学校一と言っていいほどに、モテる。所詮、人気者。
けれど、だからなんだろうか。
誰とでも一緒にいて、誰とでも一緒にいない。友達は沢山いるけれど、特定の友達と一緒にいる姿は見ない。つまりは、そういうことなんだろう。彼は自殺未遂をした。そうなるほどに、いや、そうなる前にそれを相談し、止めてくれる友人なんて、いなかったんだろう。いたのかもしれない。私は彼じゃないから、わからない。けれど、私の知っている知識的に、それはこれから生まれるのだ。

自殺未遂。中学生で、自殺未遂。
しかも結局、彼は落ちたのだ。屋上から。命は助かったけれど、結果的には落ちていた。
そんな彼の姿を見て、なぜ、


「なぁんだ演技かよ」


そんな言葉が、出てくるのか。
知っていたとはいえ、それを聞いたとき、正直ゾッとした。
しかも誰ひとり疑わないのだ。心配して損した、なんて言いながら屋上から教室へと戻っていく。生憎生還を遂げて、新たなる友情を芽生えさせている彼らには聞こえなかっただろうけれど。

気持ちが悪い、なんてもんじゃなかった。


***
山本メインのお話を書きたかったんですけれど、あれおかしい。傍観フラグしか見えない。
そして確実にトリップ主ですねこれ。無意識怖い。
きっと山本メインのお話にはなるけれど、キャラと絡みがあるのか物凄く微妙です。リボーンとの絡みはありそうです。だってこの主、一般人だけど、ひとり思考がおかしいもの。
思考がおかしいんじゃなくて、本当は正常なんですけどね。
あそこの並盛町がおかしいんです。正直、自殺未遂を遊びで片付けられたら、本気で逃げ道、なくなるんじゃないですか?自殺、考えたことないんでわかりませんけど。

続けたとしても落ちキャラは確実にいないであろう未来が見えます。


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