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銀魂/お腹が弱い女の子の話
2012/10/21 02:10(0)

※急にはじまり急に終わる
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※キャラが出てこない←




唐突だけれど、私はお腹が弱い。

冬は当然ダサいと言われても絶対に腹巻きはつけてるし、カイロも欠かせない。それでも朝起きて一番最初にすることは鏡を見るでも顔を洗うでもなく、まずはトイレに駆け込むことだ。詳しくはあまり言いたくないから言わないけれど、まぁ、お陰様で便秘ではない。むしろ便秘になりたいレベルである。
じゃあ夏は大丈夫なんじゃないか、とお思いのそこの貴方。夏をなめては、いや、私の腹をなめてはいけない。汗ってのは案外冷えるものなのだ。でも暑いのには変わりないからちょっと冷たいタオルで体を冷やしながら扇風機を浴び、その上アイスまで食べてしまったら次の日には学校には行けないレベルで大変なことになる。わかっていながらも毎年やらかす私も私かもしれないけれど、夏があんなに暑いのが悪いんだ。

季節の変わり目には必ずお腹をこわすし、気を抜けば毎日、いや、毎時間トイレにこもるハメになる。
実は結構胃も弱くて、一時期は油物を食べただけで吐き気と腹痛に見舞われたものだ。だからといって冷たい生野菜ばかり食べると冷えてまた腹痛。もうなにも食うなってことなのかこれは。
緊張で胃を痛めることも風邪の後の胃腸炎も胃潰瘍にだって軽いながら何回あったかわからない。

まぁ、幼い頃からこの体質なのだから私は一応は自分の体を理解しているし、体調管理にはかなり気をつけていると思う。下手すると一日をトイレで過ごすことになったりするから、もうトイレで眠るのにも慣れたものだよ本当。遠い目になるそろそろ。


で、つまりなにが言いたかったのかを要約すると、風邪や季節の変わり目でもなんでもない、普段のときに腹痛を起こさない術を私は一応理解している。
なにも起こらなければいいのだ。
代表とかになったり、友達が大変なことしたり、急な運動をしたり、そのようなことをしなければいいのだ。
このことは全て昔から凄くお世話になっているお医者さんのお兄さん先生と共に学校側にも伝えてある。ワガママを言ってはいるけれど、派波を立てないでくれ、と。学校側からすれば知ったこっちゃねーよクソ面倒だな。とか思われていそうだけれど、許してほしい。派波ばかりの生活になったら私はきっと不登校並みに学校に来れなくなる。保健室登校ならぬトイレ登校とか死んでも嫌だ。

学校側にも、ちゃんと言ってたはずなのに。
私だって頭はそんなに良くないけれど、普通クラスにいるには問題のない点数だったはず、なのに!


「えー、クラス変動がない我がZ組に新入生のごとーじょーだ。入ってこーい」


気だるげでやる気のない先生の声が聞こえる。ただの進級でのクラス変えの筈なのに、なんでこんな転校生みたいなことをしなくちゃいけないのか。
ああやめて男か女か聞くのとか美人かどうか聞くのとか友達になれるかなんて期待を胸にするのとかクラス変動がなくて楽しみにうち惹かれる気持ちは分からないでもないけど本当に、本当にやめて欲しい。なんで先生はこんなありがた迷惑なお膳立てをしてくれたのか。しかもまだ黒板の前に立たされての紹介なら良かったのに(お腹こわすことに変わりはないだろうけど)こんな廊下で待機なんだろう。寒い。扉開けられない。怖い。お腹痛い。帰りたい。お腹痛い。主に胃の辺りが本当に痛い。帰りたい。帰りたい。帰りたい。
手で気休めばかりにお腹を抑えるけれど腹痛は収まることを知らないように…主に今回は胃なので、胃が凄いキリキリする。キリキリどころかキリッキリする。あ、後で胃薬飲まないとまた胃潰瘍なるわこれ。

逃げちゃってもいいかな。
主にトイレ辺りに。

顔が青くなってるだろうと思いながら、いつまでも入ってこない私に痺れを切らして目の前の扉が開くのと私がトイレに逃げ込むまであと数秒―――



こんなのってあんまりです!
(逃げ出したら来づらくなるのはわかってるんだけど)
(だからってこんな腹痛に見舞われながら自己紹介なんてできるわけないから!)


***
このあと隣が高杉とか沖田辺りなら主人公は不登校フラグが立つ。
そうでなくても普段のクラスの在り方に毎日きっと腹痛に襲われてるかと。

ちょっと私自身が腹痛に見舞われてあまりにもトイレから出られなかったときに暇つぶして書いてた作品だとか言えない←


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