『快斗さーん。準備はいいですかー?』
「あ、あ、マイクのテスト中…名前聞こえるかー?」
『うん!』
「じゃあ早速タイトルコールいくぜ?」
「…いーからさっさとしろよ」
「あれー?どーした名探偵。今回はチビで参加か?」
「チビって言うな!」
『そーなの!さっき小学校終わって急いで来てくれたんだよー!おいでコナンくん!』
「…名前姉ちゃーん!」
『もうコナンくんったら相変わらず可愛いなぁー!』
「えへへー!僕、名前姉ちゃんは好きだけどあのイジワルなお兄ちゃんは嫌ーい」
『うんうん。快斗お兄ちゃんヒドいね!』
「ちょ、俺だけ悪者!?」
「ねぇ名前姉ちゃん、犯罪者って如何なる場合も悪者だよね?」
『ええ、そうよ!それに仮に快斗がキッドじゃなかったとしても、黒羽快斗っていう存在自体が犯罪行為に等しいもんね』
「うん!」
「ヒドイッ!ヒドイよオメーらっ!シクシク…」
「おい、テメェいちいちウルセェんだよ。さっさと進めろ」
「…タイトルコールいきまーす」
『よろしくー!』
「コホン…名探偵バカップルにQuestion!40の真実を聞いちゃおーー!」
『いえーい!』
パチパチパチ
「んじゃ、どんどん聞いていきまっしょー!まずはお2人の名前を!」
『名字名前です』
「またかよ…。工藤新一だ」
「おいおい名探偵、もしかして俺の仲間になりてぇのか?」
「はぁ?」
「嘘つきは泥棒の始まりだぜ?帝丹小学校1年B組、江戸川コナンくん!」
「……名前」
『うん?』
「どこで喋ってんだあのバカは」
『え?別室の放送室だよ?』
「…とっちめてくる」
『ちょ、新一落ち着いてよ!快斗にいちいち怒ってたら身がもたないよ?』
「…」
「んじゃ、いくぜ!お2人はバカップル並みのお付き合いでいいんですよね?」
『ねぇねぇ新一』
「あん?」
『みんな私達の事バカップルっていうけどさ、ほんとにそうなのかなぁ?』
「さぁなー。まぁ言わせとけばいいんじゃねぇか?俺は別に気にしねぇし」
『ふふっ、そうだね!』
「んじゃ、馴れ初めなんかを聞かせてもらいましょうか?」
「馴れ初めぇ?んなの覚えてねーよ」
『確かに。赤ちゃんの時から一緒だったしね?』
「告白はどっちから?」
「…俺か?」
『うーん、好きだとか言われないままいきなり結婚してくれ!だったからねー』
「ダメだなー名探偵。物には順序ってもんがあるだろ?」
「うるせー!」
「ぶっちゃけどこまで進んでますー?」
「…すっげー今更」
『あはは…』
「つまりCまでってコトだな?」
『…その表現、古いよ快斗』
「いーの!わざとなの!」
「…わざと言った意味がわかんねぇ」
「いつもオメーら、何て呼び合ってんだ?」
『えーっと…新一とかたまに新ちゃんとか…かな?体が小さくなってからは、蘭達の前ではコナンくんって呼んでます!』
「俺は名前って呼んでんな」
「ズバリ!攻めはどちらですか?」
『あーそれは間違いなく新一だね』
「でもたまに立場逆転するじゃねーか」
『あれは新一が無理矢理』
「無理矢理ぃ?」
『イ、イエ…』
「じゃあ受けは名前か?」
「基本的にはな。俺は攻める方が性に合ってんだ」
『…だってドSだし』
「おい、何か言ったか?」
『…ナンデモナイデス』
「相性はバッチリだな!ちなみに一緒にいる時間はどれくらい?」
『前は四六時中一緒だったけどねー』
「仕方ねーだろ?黒ずくめのヤツらの情報掴まなきゃなんねーんだから…」
『…ふん!それもこれも、どっかの突っ走り推理オタクが首を突っ込んだせいじゃない!』
「……(何も言えねぇ…)」
「一緒にお風呂入ったりします?」
『もちろん!コナンくんの体洗ってあげるの大好きだから!』
「体が小さくなる前は俺がよく洗ってやってたよな」
『でも今は背が届かないもんねー?』
「テメェなぁ…」
「名探偵は名前のどこが好きなんだ?」
「はぁ?どこって言われてもわかんねぇよ」
『えっ、無いの?』
「バーロー、違ぇよ。たくさんありすぎてわかんねぇって事!」
『…新ちゃん大好きっ!』
「ぐえっ…」
「じゃあ名前は?」
『私もいっぱいありすぎて分かんなーい!』
「い、いいから離せ…ぐるじい…」
『あ、ごめんごめん…』
「2人きりで同じ部屋にいたとしたら、何もしないで1時間保つ自信は?」
「自信もなにも、今は体が小せぇからな」
『でも5分に1回はちゅうしてるよね?』
「おー」
「ちなみに週何回くらい励んでんの?」
「体が小さくなる前は週に2回ぐれぇじゃねーか?」
『はい嘘ー。週に5回はしてたね』
「はぁ?そんなにしてねーよ!」
『証拠ならあるよ?私、仲良くした後は毎回スケジュール帳にハートマーク書いてるもん。ほら!』
「…うわ、ハートだらけ…」
『ね?』
「ズバリ!オメーら初めてヤッた時どうだった?」
「…随分ストレートに聞くんだな」
「おう!今後の参考にな!」
『初めての時かぁ。…い、痛かったけど幸せ…だったよ?』
「名探偵は?」
「……柔らかかった」
『もう新ちゃんったらー!顔赤くしちゃって可愛いなぁ!』
「う、うっせー!」
「その時の事で印象に残ってる事とかあるか?」
『あ、あるある!新一ったら実は期待してたみたいで、わざわざロスの家にゴム用意してたの!あれにはちょっとビックリしたなぁ〜』
「…男ならフツーそうだろ」
『でもさ、私が拒否ってたらどうしてたの?』
「そりゃあ傍らにティッシュ用意して1人で妄想しながら右手と仲良しこよしだろ!」
「黒羽は入ってくんじゃねーよ!」
「いつも誘うのはどっちから?」
「俺」
『うん。九割九分九厘そうだね』
「断られたらどうしてんだ?」
「そん時は他の方法で気を紛らしてる」
「他の方法って?」
『うんとね、ぎゅうしてくれたり、沢山ちゅうしたりしたり!私はそれでも十分だよ新一?』
「はぁ?オメーなに言ってんだよ。俺はイヤだね」
『えー?』
「そうそう!やっぱりさー、男ってのは低俗な生き物だからさ?好きな女がそばにいりゃあ簡単に理性なんか崩壊するんだって!」
『ふーん…そうなの?』
「「そうそう」」
『…(こーゆーとこは気が合うんだ…)』
「じゃあ次な!今までどんな場所でヤッた?」
「何つー質問だよ、それ…」
「あ、これは俺の趣味で聞いてんの!」
『趣味ってアンタねぇ…』
「ほら、さっさと答えろよ!」
『どんな場所で?うーん…うちのマンションと新一の家と、ロスとハワイの家と…』
「あとどっかあったっけ?」
『いや、もう無いんじゃない?』
「…なぁなぁ」
『うん?』
「屋外は?」
『「無いっ!」』
「へぇー、意外だな!オメーらなら経験済みかと思ってた!」
「オメー俺らの事どんな目で見てんだよ…」
「そーゆー目!じゃあ次な!」
『「だからどんな目だ!」』
「コスプレとかやったことあるか?」
「…帝丹中の制服ぐれぇだな」
『うんうん。あ、新一の体が元に戻ったらお医者さんやってね?』
「…じゃあオメーはナースやれよ」
『うん!えへへ、楽しみだなぁ〜』
「(名前のヤツ、実はコスプレ好きか…?)」
「なぁ名探偵」
「あん?」
「オメーさ、名前に何をされると燃える?」
「そうだなー…拒絶させると燃えるな」
「なるほど。やっぱ名探偵は根っからのSだな」
「だーかーら!俺はSじゃねーっつってんだろ!?」
「名前は?」
『うん?』
「名探偵にこれをされると弱いとかあるか?」
『…脅されたりすると断れない、かな?あとは力ずくでされるともう太刀打ち出来ないよね』
「オメーその言い方やめろよな!まるで俺がレイプしてるみてーじゃねぇかっ!」
『えっ、違うの?』
「バッ、バーロー!違うに決まってんだろ!?」
「いや、明らかにレイプだろ、それ」
「だ、だから違うっつってんだろーが!オメーらいい加減にしろよな!」
「悪ぃ、何か口乾いて来たからちょっと休憩入らせてもらうぜー」
「おい逃げんな!待て黒羽っ!」
『あ、新一待っ……もう!置いてかないでよー!』
つづく