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Zauber Karte

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ガールズトーク


「でさー、バスケ部のキャプテンめちゃくちゃイケメンなの!」
「へぇー!」


駅前のハンバーガー店で、蘭と園子とガールズトーク。
やっぱり女の子同士でいると、恋人といる楽しさとはまた違うものがあってすっごく心地がいい。


「園子って面食いだったんだ?」
「あのねぇ!小学生までよ!運動神経良けりゃいいってのは!」
「え?」
「男は顔よ!顔が良くてナンボの世界よ!」
「そ、園子…」
「そうかなぁ?男の人は顔だけじゃないと思うけど…」
「…既にイケメン彼氏がいる優月に言われたくないわね」
「わ、私は新一の顔だけで好きになったんじゃないもん!」
「あーはいはい。説得力無いから」
「うっ…。らーん!Help me!」
「よしよし…。ちょっと園子?あんまり優月を虐めないの!」


蘭は天使だっ…!
それに比べて園子は悪魔よ!!


「…で?」
「うん?」
「最近どうなのよ?」
「え?何が?」
「だーかーら!新一くんとはどーなのよ?」
「どうって…普通?」
「「……はぁ」」


な、何よ2人して!?


「蘭!ちょっと!!」
「園子どうしたの?」
「優月のここ見て!」
「え?……あ!!」
「な、何…?」


さっきから2人だけで通じ合ってるんだけどっ!
新手の虐め!?


「あんた、新一くんとヨロシクやってるみたいね?」
「ちょっと園子…」
「…さっきから2人の日本語の意味がわからないんですが」
「首よ、首!」
「首?首が何?」
「優月、これ使って見てみて?」
「え?」


蘭が手鏡を貸してくれたから首を見てみた、ら……。


「なっ…何よこれ!?」
「え…優月、気付いて無かったの?」


ななな、何でキスマークがついてんの!?
つけないでって言ったのに…!!
………あの男、帰ったらどうしてくれようか。


「ふふっ!新一と仲良しみたいね!」
「ちょ、ちょっと蘭まで…」
「ねぇねぇ優月」
「な、何?」
「新一くんとのエッチはどんな感じなのよ?」
「…ええっ!?」
「あ、それ私も気になる!」


2人してニヤニヤし過ぎだよー!!


「な、ナイショ!」
「えー教えなさいよ!」
「そうよ!私達、親友でしょ?」


……親友だからってこんな事まで話す決まりは無いと思うのは私だけ?


「…し、幸せ、かな」
「「……それだけ?」」
「え?」
「もっと他に言う事あるでしょ?」
「……」


もう無理だと悟った。
この2人からは逃れられない…!


「…基本的には優しいけどたまに激しくて私を沢山気持ち良くしてくれて終わったあとは必ず腕枕してくれるの!これで満足!?ふんっ!!」
「「………」」


あーもうっ!!
こんな事言わせないでよ恥ずかしいなぁ!!


「な、なんか…」
「へ?」
「こっちまで恥ずかしくなる…」
「うん…そうね…」
「そ、想像しないでよ!!」


もう当分ガールズトークなんかしないんだからっ!!


bkm?

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