smaragd | ナノ

Zauber Karte

http://nanos.jp/968syrupy910/

隠蔽工作


あの後、ちゃっかりうちに泊まりに来たコナンくん。
でもいつもの可愛い雰囲気ではなく、ドSオーラ全開でイライラしっぱなし…。
怖すぎます…。
正直、見た目が高2だったら私は号泣してますよホントに……。


「おい」
「はいっ!?」
「誰とメールしてたんだよ?」
「と、友達だって言っ」
「男だろ?」


す、鋭いっ!
探偵の彼氏をもつと厄介だ…。


「ち、違うよ?」
「…携帯見せろ」


そ、それはいくら何でもやってはイケナイ行為…!


「プ、プライバシーの」
「はぁっ!?」


小1なのにこの迫力…!


「し、新一?」
「んだよ!?」
「か、彼女が冷める、彼氏の行動1位って何だと思う…?」
「…は?」
「け、携帯チェックされる事なんだよ…?」
「……」


お願いっ!
諦めてくださいっ!


「だから何だよ?」
「……は?」
「オメーが俺に冷めるだと…?はっ!寝言は寝て言え!」


あのー…新一ってこんなに上から目線だったっけ…?
なんか、色々ツッコミたいけど何からツッコんでいいかわからない…。


「ほら、早く見せろよ」
「……」


ごめん新一っ!
快斗がキッドって事は知られたらダメなのっ!


カチ、ピピピピピピピッ!


「あっ!オメー消しただろ!?」
「あっかんべー!プライバシーの侵害をしようとしたからよっ!」
「まさかオメーまじで浮気してんじゃねーだろーな!?」
「失礼ね!してないわよっ!友達からの恋愛相談メールを、いくら新一でも見せるワケにはいかないわっ!」


嘘も方便よ…!
大事な友達の秘密は、いくら新一でも教えられないもん!


「……信じていいんだな?」
「えぇ…何も疚しい事なんて無いわ!」


よしっ!
よくやった自分!
ドSに勝った…!


「…ならいいけどよ」


あ〜良かったぁ…。
何とか誤魔化せた…。


「新一にゾッコンな私が浮気なんてするはずないでしょ?」
「…だよなぁ〜!」
「もう新一ったらぁ!嫉妬深いんだからっ!」


でも嫉妬深い新一も可愛いっ!


「…だってよぉ」
「うん?」
「俺、今こんな姿だし、オメー欲求不満になってんのかと思ったら心配になっちまったんだよ…」


よ、欲求不満って…。


「私は誰かさんみたいに性欲旺盛じゃありませんからご心配なく!」
「…そうかぁ?オメー結構悦んでるじゃねぇか!俺が突き上げ」
「やあぁーーっ!!そーゆー事を昔の新一の姿で言わないでよっ!!」


この変態言葉攻め大好きドSめっ!
私の優先順位は睡眠欲>食欲>性欲だもん!


「……心配になる気持ちはわかるけど」
「え?」
「私は今後もずーっと!新一としか、仲良ししたくないよ?」
「…わぁーったよ!疑って悪かったな…」
「えへへっ!新ちゃん可愛いなぁ〜!…あむっ」
「だから頬っぺた食べるなって!」


bkm?

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -