●【忍】久怪
2017/03/16 02:41

久作と怪士丸の妄想はんぱない

こんばんは、お久しぶりです(よんでいない)


咲くのは六、七月頃かと思いますが、いまからクチナシの花が楽しみだったり。
(いまは沈丁花がいい香りですね!)

なぜだかクチナシ=久怪 というイメージを勝手に思い浮かべています。
甘い香り、熟しても裂けることのない硬い実。真っ白だけれど、なんだか不気味で怪しい色を含んでいる。(ほんと勝手なイメージ)

しかしこの絵にかいたのは八重咲きなんですね。室町なら一重咲きの方がいいかもしれません。
そして一重の方が香りが強い。
怪士丸からほのかにクチナシの香りがして心惹かれる久作だが、それに気づくのは自分だけで、んん?って顔してるところ(めちゃくちゃ後付け)

以下妄想語りです。
お飛ばし下さい。
おやすみなさい!!




怪士丸はキレると恐い久作のことが得意ではないが、図書委員としての志や責任感の強さに関しては最高に誇らしい先輩だと思っている。
本当は優しいことを知っているから。

でも思うように話せずいつも"口無し"。
怪士丸が抱く憧れはいつしか恋と変わっていく。しかし自らその想いが熟していくことを拒み固く閉ざしてしまうのだった。

そして怪士丸は体を壊し寝込んでしまう。
見舞いに行くも怪士丸の目が覚めることはなく、久作はただひたすらに血の気のない寝顔を見ている。

その夜、久作は夢を見る。
山の奥深くに咲くクチナシの花たちが、怪士丸を取り囲み飲み込んでゆくのだ。
クチナシをかき分け怪士丸を助けようとするが、後から後から咲き乱れ限りがない。
泣きながらごめんなさい、と謝る怪士丸に
久作は、怒った。
クチナシに飲まれることを当然だというように、抵抗もせず消えようとする怪士丸に。
怪士丸に延ばした手が届いた瞬間、目が覚める。

そして怪士丸もその日、目を覚ました。


口無しの自分と熟すことが許されない先輩への恋心に苦しみ、怪士丸は森に自生するクチナシの実を一心不乱に食べ続けていたのだった。(毒ではないが体が冷える)
正しく食べれば万能な良薬…

熟しても実が裂けることのないクチナシと、恋心が溢れそうなのに口を開くことが出来ない怪士丸を重ねたお話でした。

はい、、自己満足!寝て起きて読み返したらよくわからないかもなあ…いいやいいや

そう、八重咲きのクチナシは実がならないのでやはり一重咲きがいいですね!!!

ではではまた!







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