「ねー初陽〜」
「なんですか?」
「今日は何の日、知ってる?」
「え?」
「だから今日は何の日か知ってる?」
「・・・・いえ、興味ないんですが」
「なんなのさー!!!せっかく徹夜したのに!」
「徹夜ですか?」
「初陽のために!」
「・・・・?」
「おれがんばったんだけど!!!瑪赦とか超邪魔してきたけど!!」
「はあ・・・・・」
「だから!!」
「だから?」
「これ食べて、ほっ褒めろし!!」


好きだから、わざわざ本屋で探して女みたいに料理して失敗して笑われて彊唖マジ相変わらず邪魔してきて鬱陶しかったけど、初陽に美味しいって言ってもらいたくて、初陽の驚いた顔が見たかったからなんだけど。ねえ、いい加減気付いてくんないかな。すごく馬鹿みたいで恥ずかしいんだけどさあ。




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