しあわせ(轟焦凍)× | 出る | ×
『しょうとくん!!だいじょうぶ?!』
幼い頃の記憶はあまりいいものが無い。
でもあのことの記憶は白黒な幼い記憶の中で色鮮やかだった
『ほら!もういたくないでしょ?』
笑顔が似合うお前はいつも怪我だらけだった俺を手当してくれた
初めてあったのは確か公園で、
俺が訓練という名の暴力から逃げ出して1人で公園のブランコでボーッとしてる時だったと思う
『うわぁ!きれいなおめめいろね!
わたし、苗字名前!あなたは?』
あの時、初めて“友達”と言う存在ができた
『みてみて!キレイでしょ!』
初めて“もっと一緒にいたい”と思った
『凄いね...焦凍は私のヒーローだ...!』
初めて“守りたい”と思った
『焦凍...?』
初めて“愛おしい” 思った。
そんなお前と出会えたことを凄く幸せに思うよ。
『...んん...?焦凍...?起きてたの?』
「あぁ。今日は仕事ないからな」
『あ、そっか!なんだよもう...それならもっと早く起こしてよ...』
俺の隣でモゾモゾと動くお前をみて幸せに思うよ。
「おはよう。名前」
お前と夫婦になれたこと
結婚できたことを
幸せに思うよ。
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