非日常的朝
「武将さんって怖いかんじかと思ってたけど意外と可愛いんだねー!」
ぷ、と椿は小さく噴きだした。
「椿殿!もう忘れて下されと申しておりましょう!」
涙目ながらも、眉を上げる幸村。
「むりむり!忘れられません!夢の中でくらい甘え」
「ぬああああ!椿殿ォオ!」
二人はぎゃあぎゃあ騒ぎながら階段を降りてきた。
「おはよう!二人とも朝から元気ねぇ。ほら座って。ご飯覚めちゃうわよー!」
「はーい」
「お早う御座いまする」
「ちょ!何正座してんの!」
「挨拶にござる!ささ、椿殿もご一緒に」
「あ、うん」
「本日もよい秋晴れで「って、そんなの今の時代誰もしないから!」
非日常的朝