甘く、淫らな匂いが室内に充満している。

「……がっつくねぇ」
どこか呆れたように。感心したような声が投げかけられた。男は自らの股間に顔を埋めている少年の少し痛んだ橙色の髪に指を絡めながら、煙草を燻らせている。ちゅ、じゅ、と男の逞しい根を自らの口で懸命に愛撫している少年の表情は酷く和らいでいて、男の手から安らぎを得ていることがよく判った。
男からの半ば嘲りの含まれている言葉に対して、彼が不平を口にすることは無い。飢えた獣のように、口の端から泡だった涎と先走りを溢しながら一心不乱に愛撫を続けている。彼はこういった行為についてそれなりと言うか、『普通』よりも大分経験を積んでいるので、その愛撫を受ける男としては素直に、単純に、気持ちが良いと思う。
「俺ばっかりよくなってちゃあ、不公平な気がするんだが?ほら、こっち向きな」
言葉に反応しない少年に対し、男は明確に返事を要求した。口から根を引き抜けば、粘液が彼らの根と舌を繋ぐ。ぬらりと光る彼の薄い唇を節くれだった指で拭ってやれば、熱で蕩けた青い眼が男を捕らえた。
「……いいじゃ、ねーかよ。…………付き合って、ん、だろ?」
確認するように言われた言葉に対し、男の焦茶色の目が静かな光を宿したままに細められる。
付き合う。どこそこに行くから同行して、と言う意味では決して無く。一人の人間として、一人の人間との関係を深める、と言う意味。
言葉遊びをするつもりの無い男は口元を吊り上げて、返答の代わりに笑みを返した。少年は彼の口元に寄った皺にすら愛着を覚え、浮かされた表情のまま彼の手に自らの頭を擦り付ける。どうやら、男の返答で十分に納得が行ったらしい。
その仕種は、自らの承認欲求を満たすために子供が取る行動のようで。
どこか痛ましさを覚えた男は彼から手を離すと、彼に気づかれないように取り繕いながら言葉を発する。
「そう言いなさんな。男は相手を組み敷いて興奮する生き物なんだからよ」
ベッドに腰掛けていた男とは違い、少年は床に座り込んでいた。手招きを行い傍に来るように促せば、少年は素直に彼の隣に腰を落ち着け、着ていた服に手を掛ける。今日がオフであったということも関係してか、お互いが着用しているのは支給された制服ではなく、完全なる私服である。
脱ぎ散らかして皺が残る心配をすることも無ければ、多少乱暴に扱って痛んだことで監督役に釘を刺されることも無い。
少年がボトムに手を掛ける前に、男は乱暴に彼を組み敷いた。
ぼすん、と派手な音が部屋に響き、背中を軽く打ったらしい少年からは恨みがましい視線が注がれる。
「焦って、……んじゃ、ねーよ、オッサン」
「はっは。焦ってんのはどっちだ?」
男の節くれだった厚みのある手が、生地の上から少年の根を掴み上げる。その刺激で少年はびくりと全身を硬直させ、上ずった声を上げた。
彼の手の中には、十分に硬さを保った熱がある。
「俺に触られる前に。俺のを舐めるだけでこんなになっちまってんだろう? お前さんがそんなことを言うんなら、泣いて頼むまで焦らしてやってもいいんだぜ」
ぐにぐにと、潰してしまわないように揉み込むたびに細い身体は跳ね上がり、青い眼には涙が浮かぶ。短い悲鳴を上げながらその刺激の全てを受け入れた少年の頬は、赤く染まり始めていた。
「おうおう、良い顔しやがって。そうだったな、お前さんは多少乱暴にされるほうが好みだった」
「んあ、ぅ、んなこと、ねぇっ、よ、ぉっ」
「素直じゃねぇなあ」
男は一度苦笑を浮かべた後、少年のボトムに手を掛けた。彼が好きだというロックバンドのメンバーが着用しているブランドの、オールレザーで作られたパンツはなかなかに脱がせにくい物ではあるが、数多の戦場を生き抜いてきた男の腕力の前にはただの邪魔者でしかない。
スタッズで彩られたベルトを緩めパンツのスナップとファスナーを下ろした後、下着と一緒にずるりと引き下げた。
「ぅ、っ」
「ほらやっぱり。べっとべとじゃねぇか」
薄暗い部屋の中でもはっきりと判るほど少年の根は反り返り、先端から先走りを垂らしていた。窮屈なパンツの中で押し込められていたからだろう、生地に吸収されなかった粘液は足の付け根や薄い陰毛に絡みつき、照明を受けてねっとりと光っている。
男はそれを指で掬うと、彼の眼前で糸の引く様を見せ付けた。
「……っ、……」
やせ我慢を見抜かれた少年の頬は、羞恥の為に赤く染まる。男はその表情に可愛らしさを見出しながら、そのいかつい指からは想像も出来ないほどの優しさで彼の足の間を探っていった。指の腹で粘液を馴染ませ、まるで引き伸ばすように、彼の尻の割れ目まで、ゆっくりと這わせていく。
「安心しな。一回で終わるほど衰えちゃいねぇからよ」
自らの性急さの言い訳のように言葉を吐いた男は、探り当てた後孔をゆっくりと解しにかかる。
「ぅ、あ、ぅ……」
本来であれば排出の為だけに使用される場所はすっかり慣れきった様子で男の指を迎え入れた。潤いと言えるものは彼自身がだらしなく溢れさせた先走りだけであるが、両手足の指では足りないほどの人間に蹂躙された経験のある少年にとってはそれでも十分だ。
ぬるりとした粘膜がまず、一本目の指を包み込む。ゆっくりと抜き差しを行いながら入り口近辺の肉を解した後、男は二本目の指を挿し込んだ。
「あ、……はっ、ぃ……っ!!」
じれったい、と、少年は思う。着用したままの、気に入っているTシャツの胸元を掻き毟り、眉間に皺を寄せ、硬く目を閉じ感覚だけに集中できるようにとしても、男の指の動きでは絶頂には程遠い。はやく、と強請りたい所ではあるのだが、如何せん今ほどまで男の根を受け入れていた彼の顎は震えてその役目を果たしてくれていない。
吐息の中に切ない声を混ぜながら、男からの愛撫を受け入れることしか出来ないのだ。
「良い声だ。……ああ、可愛いと思うぜ」
男の指を二本、根元までしっかりと銜え込んだ彼の後孔は、ひくつきながらも更に奥へと誘っている。その誘いに乗るように指を曲げてやれば、男が女であった名残である器官を引っかく形となった。
「あ、うあ、い、いいっ!そこ、そこ、ぅ、あっ」
「はいはい、ここだろ」
とんとんとんとん、と。リズムを刻むようにその場所を突き上げれば、少年の背は彼自身の根と同じほどに反り、孔の入り口はきつく窄まっていく。薄く、それでも割れた腹筋の溝に白く濁り始めた先走りが垂れ、ベッドに伝う。こうして鳴く様は、本当に女と大差がないのが問題だ。
「先、行っとくかい?」
彼の瞼はすでに湛えきれなくなった涙を目尻から溢れさせており、その全身は熱を持て余しながら震えている。与えられる快楽を内で留めず、『愛玩動物』として表に出すことに特化しているその身体に、男は閉口せざるを得ない。
しかし少年は首を横に振り、男からの提案を拒否した。
そして代わりと言わんばかりにTシャツを掴んでいた自らの手を緩め、震える腕を伸ばす。
「さ、……いー、ど……っ」
彼の手は自らの後穴を犯す男、サイードの手にそっと重なった。本来であれば掴んでその動きを制する所なのであろうが、理性が消し飛びそうなほどの快楽で朦朧としている少年にとっては、それが限度だったのだ。
名を呼ばれた男は、それだけで少年が何を欲しているのかを理解する。
「ねだられちゃあ仕方ねぇか。……俺より先にへばるなよ、クライブ」
ぬるりと指を引き抜いた男は、少年の唾液でぬるつく自らの根を数回扱く。ほんの数分ではあるが、冷えた粘液で貫いては少年が。クライブが驚くかもしれないと言う今更と言ってもおかしくない気遣いからだ。
クライブの根より一回り太く長いサイードの根は、逞しさよりもグロテスクさを感じさせるほどに傘を広げている。しかしクライブがそれを目にしたところで、怯むことはない。好きな男が自分の身体で興奮していると言う現実の方が、彼にとっては恐怖よりも勝っているのだ。
サイードは膝の辺りで溜まっていた衣類をずるりと抜き去ってしまうと、床へと放り投げた。
そして、細かく震える彼の脚を開かせて、その間に自らの胴体を潜り込ませる。熱の篭った根の先端で解れた後孔を突けば、それだけで甘い悲鳴が部屋に響いた。
「サイード、さ、い、……っはや、ぎ、く。はや、……く、っ!」
これ以上焦らされては、頭が馬鹿になってしまう。
クライブの目はそう言っているが、サイードは中々に彼が望むものを与えない。そっと彼にのしかかったサイードが首筋や鎖骨にキスをして舌を這わせれば、盛りのついた猫のような声が少年の意識とは無関係に、漏れる。
温かで、優しく、砂糖よりも甘い愛撫は、クライブの内に篭る熱で焦げ付いてしまうのだ。せめてもの抗議と言わんばかりに、クライブはサイードの背中へと腕を回し数多の傷痕が残る彼の身体に傷を増やす。
「はやくっ、な、はやく、くれよ、ぉ……っ!!」
サイードの耳元で、今にも泣き出しそうな声が響く。彼としてはまだまだ焦らし足りなくはあるし、泣き出す彼の表情と言うのも中々に情欲を煽り立てる物なのだが、ここまで縋られては仕方がない。安心させるように彼の頭を優しく数回撫でてから、言葉を返すことなく。
サイードはその先端を彼の後孔へと潜り込ませた。
「ぃ……っ……!?」
望んでいたものが与えられたことにクライブの目は大きく見開かれ、今まで以上に大きな涙の粒が筋となって垂れ落ちた。
受け入れたものからの快楽を彼の脳が処理する前に。息継ぎを行う間もなく幹の部分が捻じ込まれ、びくりとクライブの身体が強張った。
根元まで温かでぬるつく粘膜で包まれたサイードはと言えば、ゆっくりと息を吐いてクライブの理性が崩壊する様を穏やかに見つめている。
「……あ、……ぁ。……ぁ、は。……入っ、た……よなぁ……?」
「ああ。手加減はしねぇぞ。しっかりついて来い」
「……、ん……」
彼が力の篭らない腕で改めてサイードにしがみ付けば、準備が整ったことを了承したサイードが律動を開始する。
ずるずると。根の形を刻み込むように引き抜かれるとクライブの全身は粟立ち、ずるずると、同じように捻じ込まれると内臓ごと押し上げられる感覚に苦しげな呻き声が肺から漏れる。しかしクライブ本人は、苦しさなど全く感じてはいない。繋がれた事に対する喜びが、全ての苦痛を麻痺させてしまっているのだ。
たん、と肌と肌がぶつかり合う音と、にちゃ、と粘膜がこね回される音が室内に響く。
その律動が細かく、浅く、早いものになると、クライブの喉からは悲鳴が漏れた。
「ぅぃ、っひ、うぅっ、はえ、は、ええ、ってぇ、っ!」
「ついて、来い、って、言った、だろ、っ?」
息も絶え絶えに紡がれる抗議に対し、サイードは意地悪く口を歪めるだけでそれを緩めてやることはない。
ついでと言わんばかりに仰け反る首筋に優しく噛み付けば、ひくりと後孔の締まりがきついものになった。
――――――――クライブは、多少なりとも乱暴に扱われることで愛情を与えられていると錯覚している傾向がある。
数多の戦場を生き抜いてきたサイードは、クライブのような子供を何人も見たことがある。大人にきちんと愛された経験が無いために正しい形の愛情を知らず、そのくせ人一倍強く愛情を欲している。
だから心のない大人に良い様に扱われ、ゴミのように捨てられてしまうのだ。
彼らの関係は、アルコールの勢いから始まったものだった。しかし大人にきちんと愛されると言うことを知ったクライブがサイードに溺れる形で、今こうして関係が続いている。
いつ崩れても可笑しくはないこの関係に一番怯えているのはクライブであり、その所為で痛ましいほどに。『捨てられまい』と可愛らしい行動をするのだ。
「さ、……さい、ぃど、サイード……っ!」
きつくきつく。背中に食い込む爪の感覚を味わいながら腰を揺らし、自らも性感を得る。サイードはクライブの唇に。額に。瞼に。頬に。顎に。鼻先に。いくつも優しいキスを落とし、痛みの伴わない愛情を与えていく。
これが例えば父性愛からくるものなのか、それとも一人の男として抱く愛情なのかは、未だに彼の中で分別がついていない。
多少の申し訳なさを胸に抱きながら律動を変え、深く、最奥を突き上げるようなものにすると、上がっていた悲鳴の色が変わっていく。切なげな艶を含んだものから、今にも意識を手放してしまいそうな艶を含んだものへ、だ。
対応するように、摩擦で火照りきった内壁はサイードの根へ絡み付き。早く自分を汚せと懇願をしてくる。クライブの根は既に吐き出すものも無いようで、戦慄きながら一刻も早い解放を願っている。
「……ほらな、お前の方ががっついてやがる」
くっくっと喉の奥で笑いながら、汗ですっかり湿ってしまった髪を掻き分け。紅く染まった耳元でそう呟けば、クライブの火照った肌には電気が走り鳥肌が立つ。
愛らしさと痛ましさで破裂してしまいそうになりながら、サイードは追い討ちを掛けた。
「ァ………………っ!!」
唯でさえ水が限界まで注がれているコップに更に水を足せばどうなるかは、子供でもわかる。
声にもならない悲鳴を上げたクライブは堪えきれずに絶頂を迎え、その根からどろりと遺伝子を吐き出した。強すぎる快楽を受けて痙攣した内壁の締まりは、サイードへも同じだけの快楽を与えてしまう。
「……っ」
ワンテンポ遅れ、サイードの根も粘度の高い遺伝子を吐き出した。熱の籠もった液体がびちゃりと内壁を白く汚し、その感覚でもクライブの脳は焼かれてしまう。
身体の引くつきが止まないままの彼の身体を労ってやりたいところではあるが、彼自身がそれを嫌がってしまうのでどうしようもない。
サイードは本日何度目かもわからないキスをクライブに与えると、再び手荒な律動を始めた。


「全く。あまり感心はしないわね」
明くる日、ミッション終了後のミーティングの準備を行っている途中。昨晩と同じように煙草を燻らせながら印刷されたデータを纏めていたサイードの耳に、女性の声が響いた。
「勘弁してくれねぇか、ホダカ。オジサンにしてみりゃこいつは空気みたいなもんでねぇ」
「それもあるけれど。まさか、とぼけるつもりじゃないでしょうね」
ホダカ、と呼ばれた女性は、彼らハウンドのマネージャーかつ、上役である。てっきり喫煙を窘められたのだと考えていたサイードは少しばかり意外そうな表情を浮かべながら、書類から視線を上げる。彼女はサイードの真向かいに座ると、本日遂行されたミッションの資料のある一点を指差した。
「……ハウンド同士の親睦を深めるのは結構だけど。少し偏っているんじゃない?」
そこに記述されているのは、ダメージを回復するためのグレネードを使用した回数と、『誰に対して使用したか』を表したデータだった。
本日ミッションに参加したメンバーは、ホストであるサイードと、後から合流したクライブ、カミヤ、ノアの四名だ。
サイードが放ったグレネードは明確にクライブとノアを回復しており、リーダーであるカミヤには一度も掠ってはいなかった。
「いやいや、カミヤは高機動乗りだからなぁ。オジサンの腕じゃなかなか当たらねぇのよ」
「数々の戦場を潜り抜けたあなたが、それを言うの?」
「まぁまぁ、そうカリカリしなさんな。美人が台無しだぜ」
「そうね。誰かさんが恋愛と仕事を明確に線引きしてくれたら、美人で優しいホダカさんに戻れそうだわ」
「はっはっは!美人はともかく優しいかはわからねぇなぁ!」
他人の恋愛に深入りはしない。成人としてある程度の常識と節度を持っている両名の牽制のし合いは、明確な勝ち負けが付かないままに進んでいく。
ホダカからの限りなくブラックなジョークを高らかな笑いでかわしていれば、ミーティング室のドアが開いた。
「あ、ホダカさん。……すみません、もしかして遅れましたか?」
「あら、ノア。いいえ、私が少し早く着きすぎただけよ。貴方が謝る必要はないわ」
栗色の髪を跳ねさせ、赤いフレームのレンズの厚い眼鏡を掛けた少年は、少しだけ怯える様子で入室する。研究職出身である彼の手には、大量の資料が持たれていた。
「残りの二人は?」
「えーっと、時間までには来ると思います。一緒にシャワー室に居たんで」
「そう。ありがとう」
ノアの言葉を聴いたホダカは、ちらりと横目でサイードの手元を見た。その指先は白くなっており、握っている赤いマーカーが折れそうなほどに力が込められているということが、わかる。ノアは状況を深読みすることなく資料を机に置くと、手持ち無沙汰ぎみにちょこんと席に着いた。
そして約三分後のことだ。繰り広げられる激しい口論の声が徐々に近づいてくることから、目的の人物達がこの場に現れることを全員が察知した。
「だから、いくら回復があるからと言って無防備に突っ込むのは良くないと何度言えば判る!」
「うるっせぇな!!俺のやり方に口出すんじゃねぇよ!」
入室の挨拶の前に、両名の口論の内容が室内に響く。ホダカとノアの視線に気付いた両名は少しだけ気まずそうな表情を浮かべながら、入り口で改めて挨拶を行った。
「カミヤです。入ります」
「クライブでーす。入りまぁす」
生真面目なカミヤの口調を悪意たっぷりに真似たその挨拶に対しカミヤが抗議の目線を向けるが、対するクライブは涼しい表情のままだ。
彼が当たり前のように席に着こうとしたところで、サイードが声を上げる。
「おう、クライブ。ちょっとこれ手伝ってくんねーか。どーもパソコンに取り込むのが苦手でな」
「はぁ?……しゃーねぇな」
クライブは呼ばれたままに彼の傍に寄り、渡された書類をホワイトボードに磁石で貼り付けていく。
サイードも残りの書類を手に取ると、彼の隣で同じような作業を行っていく。そして、室内の他の誰にも聞こえないような小さな声で、呟いた。

「もう、……どこにも行くな」

最初は、愛されることを知らない彼に正しい愛情を教えてやるだけの。
彼の隣に別の誰かが現れた時に身を引けるような、関係でいるつもりだった。
いつの間にか彼にすっかり溺れてしまっていた自分の汚さに吐き気を覚えないでもなかったが、今となっては何もかも遅い。

クライブはその言葉に一瞬目を丸くしたものの、それを表には出さなかった。
しかし、ただ、本当に嬉しそうに、小さな声で。「りょーかい」と返事をした。

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