FBHL top

● 永遠と一日
 そういえば、去る6/15(日)に私が幹事的なアレで新宿でDCオフ会をしたんですけど(なんでそんなことになったかというと100%ノリと勢いです)、その際に私がカゲタマ好きなひとにカゲタマの魅力を教えてくれと迫るという非常に鬱陶しいことをしてしまいまして、その上翌日のツイッターでも「カゲミツは将来実家に帰って公爵家を継ぐだろうから、カゲタマの幸せな未来が想像つかずどうしてもハマりづらいのだが、そのあたりのことはカゲタマ推しの方はどう考えているのか?」などとウザ絡みをしてしまいましたすみません。私はただ本気で皆さんがどう考えてらっしゃるのかを知りたかっただけなんですけど、そんな議論ふっかけられても嫌な方も多かっただろうなあ……といまはすごい反省してます。私、母親からも「なんであんたはそんな人を責めるような言い方をするの!?」ってたまにキレられるからね……で、「責めてるんじゃねえよちゃんと根拠のある発言をしろって言ってんだよ!!」って返して更にキレられるっていうね……(遠い目)。

 いや、まあそれはいいんですけど(え、いいの?)、そんな議論のなかで真剣にカゲタマについて考えて、「あ、むしろカゲミツが将来イチジョウ侯爵家を継ぐために実家に帰って女子と結婚すること前提のカゲタマだと萌えじゃね!?」ってことに気付きました。たぶんカゲタマ推しのひとはそんなカゲタマは望んでないだろうなってことは百も承知なんですけど、個人的にはそういう、いつか絶対に別れること前提で、だからこそいま恋人同士として過ごせる時間を最大限大事にしようっていうカゲタマってすごく良いなっておもったんです。たぶん私がカゲタマ推しなら、終わらない夏休み的に、そういう限定された時間のはなしばっかりを繰り返し何度も書くだろうなって。

 というわけで、そんなカゲタマを書いてみました。原案っていうか元々はツイッターで書いたほんの短いものだったんですけど、ちょっと書き足りないなって部分があったので、少し長くして仕上げてみました。そんなカゲタマSS『永遠と一日』は、Novelコーナーのカゲタマのところに置いてます。いちおう追記にツイッターに載せたほうの文章も載せときますけど(貧乏症だから)、できればNovelに置いてるほうから先に読んで頂いたほうがいいかとおもいます〜。
140文字SS×2

昨日、部隊を辞めた。明日には実家に戻る。そして今日は、恋人として過ごせる最後の日。海に行こっか、とタマキが言うので、昔の歌謡曲のように春色の汽車に乗ってふたりで海に来た。晴れて良かったな、とタマキが綺麗な笑顔で俺を振り返る。ありがとな、カゲミツ。俺は少し泣きそうになりながら頷く。

そんなシケた顔すんなよ、と笑いながら靴と靴下を脱いだタマキは、二度と会えなくなるわけじゃないんだしそれに今日だってまだまだ終わらないよ、と言って裸足を海水に浸した。冷たくて気持ち良いとはしゃぐタマキの姿を見ながら、俺はふと昔見た映画の題名を思い出した。今日の長さは『永遠と一日』。
2014/07/06 01:11

<< | >>

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -