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● ストロベリーフィールズ・フォーエヴァー
 ちょっと前に友人とツアーで苺狩りに行ったんですけど、そういえばそのときJ部隊で苺狩りに行ったら楽しそうだな〜って妄想してたので、ちょっとメモしておきます。

 たぶん言い出しっぺはアラタのような気がします。「僕、苺狩りって行ったことない!! ねえタマキちゃん、明日お休みだし一緒に行こうよ〜!! カナエ君も苺狩りしたいよね!?」みたいな。カナエはなんとなく苺好きそうなので「そうだね、楽しそうだね」とか笑顔で答えて、レイが「カナエが行くなら俺も行く!!」って云って、「おまえは誘ってないよ!!」ってアラタと喧嘩しそうです。で、タマキ君もわりと苺好きっぽいし苺狩り楽しそうだなあ〜とはおもうんだけど、「けど俺、車持ってないしなぁ……レンタカーで借りるか……??」とかって悩んでたら、キヨタカが、「じゃあカゲミツに運転させて、ワゴン車でみんなで行けばいいじゃないか」って言い出すんじゃないでしょうか。で、「わーい、みんなで行けるなんて遠足みたいで楽しそう〜!!」って盛り上がってるなか、諜報班は安定の徹夜明けなので、カゲミツが「ハア!? せっかく仕事が一山越えてゆっくり眠れるっつうのに、勝手にひとの予定決めんなこのクソ眼鏡!!」とかって文句を云うんだけど、「そうだよな、最近ずっと忙しかったし疲れてるよな……。ごめんなカゲミツ、明日はゆっくり寝てていいから」ってタマキ君にすまなそうにされて、「いいいいやいや、全っ然平気だし!! 今日ゆっくり寝れるから明日は元気だし!! ていうか俺もおまえと苺狩りしたいし!!」って思わず云っちゃうカゲミツ。それに対してタマキ君は、「そうか。サンキュ、カゲミツ。俺もみんなと一緒に苺狩りできるの楽しみだよ」と笑顔で答えます。カゲミツは「おまえと」って云ってるのに「みんなと一緒に」と返しちゃうのが、安定のタマキ君クオリティです。まあでも、それでもカゲミツはわりと幸せそうにしていて、ヒカルから呆れられるといいとおもいます。

 で、カゲミツってお坊っちゃんだし苺狩りとか行ったことなさそうだから、苺狩りがどういうもんなのか真面目にググったりしそうな気がします。それで苺狩りが大体30分程度で終わっちゃうってことを知り、その近辺で他にみんなで遊べそうなところとかちゃんとリサーチしてプランを立ててくれそうなので、ホントカゲミツって良い奴だな〜とおもいます。まあたぶん苺狩りに行くとしたら北関東だろうから、アラタとレイのことを考慮してマ○ー牧場とか行きそう。みんな動物好きそうだし、マザ○牧場内でも苺狩りできるしね。で、苺狩りは朝からどんどん摘まれて行って、時間が遅ければ遅いほど食べられる苺が減ってしまうことを知り、確実に苺狩りを楽しむためには9時過ぎには現地に着きたいから早朝出発のほうがいいなっておもってそれをみんなに連絡するんだけど、「えーなんでお休みなのにそんな朝早くに出なきゃいけないの〜!?」ってぶーぶー云われ、べつにじぶんが行きたいわけでもないのに真面目にリサーチして真面目に計画を立てた挙げ句に文句を云われてしまうカゲミツ安定の不憫クオリティ。しかも行き帰りの運転もじぶんです☆

 で、当日、苺狩りではしゃぐJ部隊メンバー。「さあ、狩りを始めようか」って不穏なジョークを云ってオミがカゲミツを怒らせたり、アラタがタマキ君に、レイがカナエに無理やりじぶんが摘んだ苺を食べさせようとしたり(けっきょく食べてあげるとおもう)、ユウトとナオユキがほのぼのと苺狩りをしたりしてそうです。で、苺狩りってずっと食べてると美味しいんだけど段々味に飽きてくるので、「そんなに量食べられるもんじゃないんだな」ってタマキ君が云ったら、「味を変えたら意外とまだ入るよ?」って、用意周到すぎる主夫トキオ兄さんが、持参したコンデンスミルクを付けた苺をタマキ君に食べさせて「おいし?」とか訊くんじゃないでしょうか。真っ赤になりながら頷くタマキ君。で、「タマキ、もっとお兄さんのミルク要る?」って云う兄さんに、カナエが「トキオさん、それはちょっとセクハラなんじゃないでしょうか」って凄んで、「ん? コンデンスミルクのことだけど?」ってトキオが知らばっくれてる隣ではタマキ君がよく分からずキョトンとしていて、その脇で苺もコンデンスミルクも持っていないキヨタカが、「おまえも俺のミルクが欲しいか、ヒカル?」って云って「キヨタカ、おまえのは完全に違う意味だろおおお!!」ってヒカルが喚いたりするんです。そうこうしてるあいだに、アラタとレイとナオユキとユウトがトキオのところにコンデンスミルクを貰いに来て「ミルク付けると甘くて美味しいね〜」「ミルク付けたのと付けないのを交互に食べるとまだまだ食べられるね」ってみんなでキャッキャして、タマキ君もトキオからミルクを貰って付けた苺をカナエに食べさせたりして「甘いだろ?」って訊いたりとかわりとイチャイチャ。そんななか、「カゲミツはコンデンスミルク要らないの?」ってオミが訊いて、「あぁ。果物は素材の味のままのほうが好きなんだよな」ってカゲミツが答えて、「それは俺もそうだな」って頷くオミ様。オミカゲはふたりともお坊っちゃんなので、そもそもコンデンスミルクを付けなければ食べられないような不味い苺なんか食べたことがないわけです。で、周りで騒いでいるヒカルとかを見ながら、「ふうん……カゲミツも俺のミルクのほうがいい?」ってオミが云って、「オミてめえ、しれっと下ネタぶっこんでくんじゃねええええ!!」ってカゲミツが叫んだりします。オミ様は下ネタを云うときもわりと普通のテンションというか上品です。(?)

 で、その後は○ザー牧場でみんなで動物とふれあったり(アルパカかわいいよな〜)(うさぎとモルモットだっこ体験に参加するアラレイとか想像するとちょうかわいい)、トキオがフレッシュチーズ&バター作りの体験をしたり、季節的にちょうど良いので菜の花を見に行ったりして楽しく過ごします。ナオユキとかバンジージャンプしそうだな(笑)。で、一日中思いっきり遊んで楽しかったね〜ってバンプアップに帰ってくるわけですけど、さいごにタマキ君が、「カゲミツ、今日は一日いろいろありがとな」って途中のインターで買ったお土産をお礼として渡すんです。で、カゲミツがドキドキしながら中を見てみたら『男友達』という名の日本酒(※日光で実際見掛けた)で、思わず白目になったところで遠足終了です。きっと翌日にはトキオ兄さんが牧場で作ったフレッシュチーズとバターだけでなく、自宅に帰ってから作った苺ジャムも持ってきてくれますね☆!
2014/04/06 17:26

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