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● 気炎を吐いても息爽やか
 えーと今日は、数日前にアップしたオミカゲタマ小説についての記事で書こうとおもっていたのに、ウッカリ書きそこねてたオミにまつわる考察エトセトラを今更メモしておこうとおもいます。いや〜春はぼんやりしてイカンですね。まいにちやたら眠いし、春眠暁!男塾です、ホント。

 アネモネエンドのシナリオを読み返していて、あのエンド後のカゲタマふたりに対していちばん優しいのってオミなんじゃないかな〜っておもったのがオミカゲタマ小説を書いたきっかけなんですけど、それってたぶん、オミがわりと弱者の立場をわかってあげられるからなんじゃないかな〜と。アネモネエンドで、カゲミツがキヨタカにタマキ君を実家に引き取るってことを告げたとき、キヨタカから呆れられるのがわりと私は印象に残ってるんですけど、それってたぶんキヨタカは弱者の立場に立ったことがなくて、カゲミツのやることの意味がほんとうに理解できないからなんだとおもうんです。べつにこれ、キヨタカをディスってるわけじゃなくて、立場とか生き方の問題なので構わないんですけど。J部隊の他の子たちも、わりと腫れ物に触るかんじというか、おかしくなったタマキ君に対してどう接していいのかわからないかんじになりそうですしね。トキオはそれなりに親切にしてくれそうだけど、ユウナオは戸惑うだろうし、アラタはカゲミツ同様タマキ君のことが大好きだけど、さすがにまだ子どもなので、狂っちゃったタマキ君を目の当たりにして平気でいろってのは可哀想すぎるしね。。。ヒカルはカゲミツのことはすごく心配してくれそう。

 で、アネモネエンドのカゲミツは典型的な「狂人を愛することはないけれど、愛するひとが狂人になっても愛し続ける」というパターンなので切ないんですが、オミってじぶんにもいつ目覚めるかわからない妹がいるので、じつはわりとカゲミツと立場が似てるんですよね。で、しかもタマキ君同様に愛するひと(ヒサヤとか家族とかヒサヤとかヒサヤとか)を喪っているので、辛くて狂っちゃったタマキ君の気持ちもわかるという。なんかそういうことを考えていくと、オミがアネモネエンドのカゲタマに優しいのって必然なんじゃないかな〜っておもうんです。カゲミツの気持ちもわかるしタマキ君の気持ちもわかって、でもどうなるのがいちばん正しくていちばん幸せなことなのかがじぶんでもわからないっていうのがオミなんじゃないかな〜って。だからカナエのロザリオの数珠をタマキ君に持ってくるのは、ぜったいにオミじゃなきゃいけなかったとおもうし、そこが絶妙だな〜ってすごい感心します。ダブクロってホントおもしろいね!!(ちょう今更)

 いや〜しかしこうやって色々かんがえていくと、ほんとうにオミって優しいね!! そんなオミ様のアンソロジー企画がいまじわじわと進行中っぽいので、個人的にすごい楽しみにしています。
2014/04/04 15:05

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