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● グラヴィティ・グラフィティ
『重力ピエロ』は兄弟のはなしなんだけど、この弟っていうのが、兄が一歳の頃に美しい母親が無理やり家に押し入ってきた変質者に強姦されたときに出来た子供なんですよね。で、まあこれにカナタマを無理やり当て嵌めて、カナエ母子が座敷牢(だったっけ?)に囚われていたとかじゃなくて、カナエ母がカナエ妊娠後に屋敷から逃げてて、母の死後、母親を強姦したのが誰なのか知らないままカナエがタマキ君の家族に引き取られてきて養子になって、それでタマキ君と兄弟として仲良く育ってたらいいな〜っておもうんです。タマキ君はあんまりお勉強好きじゃなさそうだから高卒で警察官を目指しそうだけど、カナエはなんとなく大学とか行きそうですね。で、大学生のカナエがDNAを鑑定する会社でアルバイトしてて、ある日、たぶんこいつが母を強姦したんじゃないかって目星を付けてた男のDNA鑑定を「無料サービスです」って偽ってやって、それでその男とじぶんの遺伝子が一致することを確認してしまうんじゃないかとおもうんです。で、その後トキワ男爵家に関わる土地が次々と放火に遭い、タマキ君は警察官としてその放火犯を追いかけているわけですが、もしかしたらカナエの母親を強姦したのはトキワ男爵だったんじゃないのかってことに薄々気付いていて、もしかして放火犯はカナエなんじゃないかと疑っているので、同僚のカゲミツに内密に過去の強姦事件の調査を依頼するわけです。で、カゲミツは疑問におもいつつもタマキ君のことが好きだから調べてくれて(安定の良い奴)、それでやっぱりカナエの母親を強姦したのがトキワ男爵だということがわかるわけです。やっぱり放火犯はカナエで、放火してたのは次はおまえを殺すという脅迫で、カナエはトキワ男爵を殺す気なんだってことを確信したタマキ君はカナエを止めなきゃとおもうんだけど、タマキ君が駆けつけたときには、もうすでに「強姦されて出来た子供を産むなんておまえの母親は恥知らずだ」とか「実の父親を殺す気か」とか暴言を吐かれたカナエが、「……俺の家族はもうべつにいる」ってトキワ男爵を殺しちゃったあとなんです。間に合わなかったことを悔やむタマキ君に、晴れ晴れとした悲しげな笑顔で「いいんだよ」と告げるカナエ。「タマキ君に……兄さんに捕まえて欲しかったから、さいしょにみつけてもらえてよかった」って云われて、泣きながら首をぶんぶんと横に振るタマキ君。「おまえを捕まえるなんてできないよ……」「タマキ君……」「だって、俺だって一緒だ……おまえが殺す前に、俺が先にこいつを殺そうと思ってたんだから……」「えっ……?」「おまえと同じくらい、俺だっておまえを苦しめ続けたこいつの存在を許せないと思ってた……だって、俺達は兄弟なんだから……」「……うん」

 それでたぶん最終的には、「これから自首する」って云うカナエに対して、タマキ君が「それなら俺も同罪だから自首しなきゃだ!」って頑固に云い張って、困っちゃったカナエの手を無理やり取って、ふたりで逃避行しちゃうんだとおもいます。わおープラチナエンドだー(笑)。
2014/03/29 02:34

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