気づいたら上の空で、いつも同じことばかり考えていて。「テティス、なんかぼーっとしてる?」「……いえ。いいえ、なんでもないわ。」反応が薄いことを不思議に思ったのか、透き通った碧が少女を見つめる。たったそれだけのことでも、この心臓は落ち着きをなくしてしまう。夢なんて縁遠いものだと思っていたのに。明日、なんてあるだけでいいと。だというのにこの気持ちは。まるで夢を見ているよう、なんて。
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