後で俺の部屋においで
と練習中の椿に耳打ちすれば
誰かに聞かれてたらどうするんスか
と慌てて非難してくる。
ここでじっと見つめてやれば椿は少ししてから赤い顔してコクンと頷く。
椿がこの顔に弱いと知ってからはいつもこうしてしまう。
我ながら性格が悪いなと思うが仕方がない、
椿が愛しくてたまらないのだから。






遠慮気味に叩くドアで向こうにいるのが誰なのか分かってしまうなんて、俺も相当椿にハマっているんだと思う。

「どうぞー」
「こ、こんばんは」
「そんなに固くなんなって」
「あ、す、スミマセン」
「ここ座れよ」

ポンポンと俺の座る横を叩けば
椿は恥ずかしがりながらも嬉しそうに隣に座る。

こういう態度見てるとこいつには一生飽きないなと思う。
初心で素直。
俺とは違う、白くて明るいこいつを手放したくない。

そんなことを考えていると、右肩に重みを感じた。

「どうした椿?もう眠い?」
「ち、違うんス、そ、その…」
「うん?」
「…未だに信じられないんス、俺と監督の思いが一緒だなんて」


突然の言葉にびっくりして反応できなかった。

「これは幻なんじゃないかってたまに思うんス
でも、こうやって監督の体温感じてると
あぁ、現実なんだって思えて、不安がなくなるんス
だから、その…」


ギュッてしてくれませんか


こういうことをいきなり言っちゃうんだからますます手放せなくなるんだよな。
気づかれないように息を吐いて椿を抱きしめてやれば
背中に回された腕に力が入る。
お返しにギューッときつく抱きしめてやれば
苦しげな声と眉の下がった笑顔を返された。


愛しくてたまらない可愛い恋人は
どんどん俺をハマらせていくようです。


Limit of Love
(俺たちのに限界はない!!)




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相互記念アンドサバイバルで生き残って下さいを祈って勝手に市子さんにタツバキ書いてみました!
タッツがバッキーにメロメロだったらなぁみたいな感じで書いたんですが、何だかなぁ…

勝手に書いたのでいつでも修正しますし、リクエストがあれば書きますし、何でも言って下さいね市子さん^^


市子さんのみお持ち帰り可です!




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