合流してみた




「よし、取り敢えず移動してみるぜ。」

「空ちゃんどうするー?」

「起こすのは可哀想だしな。背負ってくか。」

「俺が運びますよ。」

「ぴよし面倒見Eー!」

「先輩方に任せるわけにはいかないだけです。」

「(素直じゃねーな。ちょいダサだぜ。)」

ガサッ

「「「!」」」

「チッ、迷った…あーん?お前ら、」

「跡部だC!」

「忍足と岳人も居るじゃねーか!無事だったのか!」

「宍戸達も無事だったんやな。」

「お!空も居る!」

「なんや、嬢ちゃんおやすみ中かいな。」

「いつの間にか寝始めてたんですよ。」

「猫みてえ…」

「起こすなよ、向日。コイツは人よりも睡眠時間が必要なんだ。」

「俺よりもー?」

「まあ、慈朗とはいい勝負だな。」

「どうして人以上の睡眠を…?」

「俺様も詳しいことは分からねえ。だが、空が持久戦に向かないことに関係しているのかもな。」

「空って体力ねーのか。」

「なあ、もしかして自分らもターミネーターに遭ったんか?」

「お前らも?」

「せや。必死で逃げたわ。」

「俺らの方はね、だいたい空ちゃんが倒してくれたんだよ!」

「そら体力切れるわ。」

「あのターミネーター、どうやって倒すんだよ!」

「右胸のコアを壊せば機能停止するんです。空が言ってました。」

「空が?」

「はい。」

「…やはり何か知ってるみたいだな。」



---------------------------
「此処から抜け出す方法を空が知ってるか、または導き出した可能性が高い。」

「おやすみ中やで?」

「起こせ。」

「さっき俺に起こすなって言ったじゃねーか!」

「…もう少し寝かせておく。」










人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -