「アイアントとかギギギアルはやっぱり雷を怖がるんですかね。あれ、ギギギアルはでんき入ってるからそうでもないのかな」
「かみなりですか?怖がるかはわかりませんが…好みはしないでしょう」
「いやそうじゃなくて、自然気象の方の雷です!台風の時とかの」
「あぁ、そちらでしたか。…どうでしょう、そんなときに外へ出したことが無いものですから」
「え、そうなんですか!じゃあ彼らはまだ雷を見たことがないと?とんだ箱入りじゃないですか、外行きましょう!台風接近中ですから雷どっかんどっかんですよ!」
「うちの子の事なら気にせずとも大丈夫でございます…!コートから手をお放し下さいまし!」
「反応が見たいんですよ…!じゃあノボリさんはここで待っててください、ギギギアルお借りします!」
「あっ…ちょっと!…手荒に扱わないでくださいましね!!」
「大丈夫でーす!」
「心配です…」
「…で?」
「ボールから出した瞬間飛びつかれました。雷怖いみたいです。しかも私にひっついたままギアチェンジしようとするもんだから、危うく巻きこまれてミンチになる所でした!もうこりごりですよ!」
「ひとつ賢くなって良かったですね」
「勉強になりました。もうギギギアルを雷雨のなかに連れだしたりしません!今度はクダリさんのアイアントにします!」
「ちっとも学習なさっていないではありませんか!」