「今日ね、女性専用車両に乗ってみたんです」


「えっ」


「何ですかその目!言っときますけど、私一応ちゃんと生物学上は女なんですからね!」


「あ、そっか」


「忘れないで下さいよー!失礼しちゃう!ノボリさんもこの間私が女子トイレに入ろうとしたところを慌てて止めたんですよ!」


「君って言動が変質者だもんね」


「変質者って言うな!ただちょっとヒトの肉体美に魅せられてしまっただけの人間です!」


「僕らの脚見ながらよくハァハァ言ってるじゃん」


「ノボリさんとクダリさんだけじゃないです。色んな人にハァハァしてます。今日も女性専用車で内心テンションだだ上がりでしたよ!きれいなおねえさんとかミニスカートとかいっぱいなんですもん!」


「女性専用車も痴漢対策としては万全じゃないんだね、君みたいなのがいるんだもんね」


「クダリさん、女に痴漢っておかしくないですか?痴女じゃないですか?」


「何で君はそういうところだけまともなんだろうねぇ」






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