「しめじ可愛いー!しめじー!」


「ちょっと君うるさい…何?しめじが何なの?というかなんでしめじなの?」


「見てくださいクダリさんこの素晴らしき画面!」


「なにこれ。ウイルス?」


「ばっ…違います!しめじちゃんたちです!」


「あぁ、あの検索とかヘルプとかしてくれるやつ?」


「いやできませんけど」


「何ができるの?」


「可愛いができます」


「可愛い?」


「可愛い!」


「ノボリー!この子勤務時間中にパソコンで遊んでるよー!」


「え?何ですって」


「この子ったらモガッ」


「うわぁぁぁやめてくださいクダリさんのバカッ!」


「…プハ、君が悪いの!」












「あなたさまはよく『だれか私を微分して!二次元に行くの!』とおっしゃっていますが」


「なにか問題でも」


「あなたの存在をXの三乗とするとですね、微分した場合これは3Xの二乗になってしまうのです。」


「…じょうってなんですか、もっと文系にやさしく教えてください!」


「微分がわかるのにどうしてそれがわからないのですか?」


「友達の受け売りだからです!」


「…メートルはmでしょう?」


「はい」


「平方メートルがu」


「えむのじじょう」


「立方メートルがm3


「えむのさんじょう」


「つまり二次元が二乗で三次元が」


「さんじょう!」


「そうです」


「で、微分するとなんでXのさんじょうが3Xのじじょうになるんですか?」


「微分の計算方法はですね、乗数を前に持ってきて、その後元の乗数から1を引くのです。」


「は?」

「(X3)'=3X2なのです」


「もっと噛み砕いて」


「三次元であるあなた様を微分すると」


「はい」


「二次元のあなたさまは三人になってしまうということです」


「わお」


「お分かりいただけました?」


「まあまあです」


「それはそれは」


「つまり拘束要員、悪戯要員、録画要員の計三人の私が生まれるってことですね!把握した」


「そん…どうしてそうなってしまうのです!」








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