「ぶんぶんぶーん♪はちがとぶー♪お池の周りに♪小腹がすいたよぶんぶんぶーん♪はちがとぶー♪」


「ヤダなにあれ可愛い!クダリさん歌詞間違ってる可愛い!おなか空いちゃったんですかね?飴ちゃんあげてこようかな…可愛い…ふへ、ふへへへへ」


「えっ?」


「えっ?あ、ノボリさんもちゃん欲しいですか?」


「小腹がすいたよではないんですか?」


「何言ってるんですかノボリさん」












「ほーら、今月もお客さんからの声がこんなに!」


「どれ……『スーパートレインのチートっぷりを何とかして下さい』『スーパー強すぎなんで手加減して下さい』『サブウェイマスターのパンツ下さい』『トレイン多過ぎて迷子になります』『ポケモンマスターになりたいんですが手持ちはどうしたらいいでしょうか?』うーん、いつもとだいたい同じだねぇ」


「ひとつ変なものが混じっていませんでしたか?」


「『乗り物酔いするんでパソコンで僕の体力も回復できるようにして欲しいです』『家を買うか借りるかで迷っています。どう思いますか?』そんな事言われても……」


「酔い止め飲んどいてくださいって返事書こうか。家の方のは……そうだな、いっそ旅に出て野宿したらいいですよって書こう。うん」


「なんて適当な答え!クダリさんちゃんと考えて下さい!」


「みんな冗談で書いてるんでしょ、いいじゃん」


「……そうですね!」


「『サブウェイマスターはロボットなんですか?』『サブウェイマスターはAIですか?』『サブウェイマスターは本当に人間ですか?』なにこれ失礼」


「仕事中は表情固まってますからね、クダリさんたち…アンドロイドって思ってる人も結構いるみたいですよ。トウコちゃん達から聞きました。まぁその噂流したの私なんですけどね!」


「どうしてあなたはそう…!」


「だってロボットがボスってかっこいいかと思って…!出来心です!まさか都市伝説レベルで広まるなんて思わなかったんです!」


「そっそんなに浸透してしまっているのですか!?」


「……ふひひ、いやぁ私自身もびっくりですよー、あは……」


「……………」


「クダリ、怖いですからその凶悪な笑顔をやめなさい」


「サブウェイマスターが、ロボット……」


「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


「それ、すっごくかっこいい!いいじゃんメカサブウェイマスター!」


「エッ」


「でしょう!?いやぁクダリさんならわかってくれると思ってましたよー!」


「いい!かっこいい!すっごい!」


「ねぇねぇクダリさん今日から機械っぽく話して下さいよ!もっとカタコトで!ロボっぽく!」


「いいよ!次の挑戦者来たらすっごいロボット、する!」


「わぁい!ノボリさんもロボごっこしましょう?ロボットダンス見たいな動きしてバトル、うへへへへ」


「お断りです!」





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