「ノボリさん、マッサージしてあげましょうかマッサージ」
「激しく嫌な予感しかしないので結構でございます」
「えっ何言ってるんですか!そんな、おかしなことなんてしませんよ!ただちょーっとマッサージするだけ、本当ですよ、少し二の腕とか触るかも知れませんけど」
「やっぱりそんなことを考えてらっしゃるではありませんか!やめてくださいまし、気持ち悪い」
「遠慮しないでくださいったら!ささ、座って下さい」
「ベンチにですか?ベンチでマッサージするおつもりなのですか?」
「何ですか?ベッドが良いんですか?意外と乗り気ですか?」
「馬鹿をおっしゃらないでくださいまし、駅のベンチなどより仮眠室の方が快適だと申しただけでございます」
「つまり乗り気なんでしょう?」
「ちょっと最近疲れているだけです」
「だから乗り気…」
「はいはいマッサージしてくださるんでしょう?早くしてくださいまし!行きますよ!」
「おっ、それはお触りオッケーということですね?」
「あなたさまは言い回しがいちいち本当に気持ち悪いですね」