「あークダリさんさぼってるー!」


「しー!おっきい声出さない!ノボリにばれちゃうでしょ!」


「え、ばれるって…ソファにねそべってたらばれるも何もすぐ見つかっちゃうじゃないですか」


「ノボリがこの部屋入ってこなければばれない!」


「えー…。じゃあちょっとクダリさん、もう少し詰めて下さい、私も座りたい!」


「やぁだー。あっちのソファ使えばいいじゃん」


「やぁです、こっちが好きなんです!」


「背中に座んないでー!重ーい!」


「まぁぁ!女性に重いって言うなんて、それ禁句ですよクダリさんのあほたれー!踏んでやる!」


「やーめー、……あっちょっと気持ちいーかも…」


「えっクダリさんきも」


「あーもう少し左の方…」


「ここですかー?」


「はっ、あう、ちょ…!!全体重かけたら骨いっちゃうから!」


「てへっごめんなさーい」


「あああでももう少しだけ強く踏んでっ」


「えーい」


「っあ、はぁ……あの…おとーさんとかが子供を背中にのせて足でマッサージさせてる、みたいな気分」


「私クダリさんの子供じゃないんですけど」


「っう、知ってるよ」


「なんか…これ傍から見たら結構あぶない感じなんじゃないですか」


「ふう、あっ、何ぃ?」


「いーえ、何でもないですよー。うわ、クダリさんココがっちがちじゃないですか」


「うううそこ…すっごい気持ちいー…」


「ここですか?ココが良いんですかクダリさん?」


「うっ、そう、そこぉ」


「えーい、ぎゅー!……あ、ねぇクダリさん」


「っ、ん?」


「ドアの向こうに人影が…多分ノボリさんの」


「えっ」


「でも入ってきませんね」


「んっ、気付いてないんじゃ、ないの」


「いや、どうでしょう…ノボリさんってむっつりだったりします?」


「っ、うん!」


「ハハァン。ちょっと待ってて下さいねクダリさん」


「えー」


「………ばぁ!!」


「うわぁぁ!!」


「ハハハノボリってばその叫び声まじキャラ崩壊」


「ノボリさんなんでそんなとこに突っ立ってるんですかー?中入ったらどうです」


「あっ…あなた方がッ」


「なんですかー?」


「なぁにー?」


「私たちがなんですか?ねぇねぇノボリさん」


「あなた方が…」


「ねぇーさっきのすごーく気持ちよかった…またやって?」


「えぇーしょうがないですねクダリさんったらっ」


「は…破廉恥です!!」


「エッ?何ですかノボリさん?はれんち?」


「もう僕ほんと最近背中ばきばきでさぁー。マッサージ気持ちよかったなー」


「……えっ?」


「で、何ですか?ノボリさん、はれんちがなんですか?」


「ノボリ、何がハレンチなの?ねぇねぇ何がハレンチなの??」


「うっ…」


「ノボリさんったらなに想像してたんですか、はれんちー!!」


「いやんノボリのえっちー!!」


「う…うるさいですよ!!大体あなた方どうして休憩時間でもないのにこんなところにいるんですか!持ち場に戻りなさい!」


「きゃーノボリさんが怒ったー!」


「ノボリのえっちすけっちわんたっちー!」


「二人とも黙りなさい!」





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