「Nにはほんとうに未来がみえるの」
「みえるよ」
「株か競馬でもやったら」
「やらないよ」
「宝くじでもいいけど」
「やらないったら」
「ノボリさん、何かおやつないですか」
「お腹が空いたのですか?ちょうど今朝クダリに渡された飴があります、はいどうぞ」
「わぁ飴!ありがとうございます」
「礼には及びません」
「今度はノボリさんの手作りのお菓子とか食べたいです」
「僕もノボリのお菓子食べたーい」
「あ、クダリさんお疲れさまです」
「わたくしあまり菓子は作りませんね」
「クッキーとか作って下さい」
「作ってよノボリ」
「手に生地がべたべたとくっつくのが嫌なのでございます」
「べたべたノボリ!きゃーえろい!あははは!」
「素手で触ると言うことはノボリさんの細胞片がクッキーに少量混入するはず!素敵!」
「絶対あなたさまには手作りの物など振る舞いません。今決めました」
「流石の僕もちょっと引いたよ」