ちびボスと暇をつぶす

(サブウェイボスがショタいパラレル)





「ねぇーどうして空はー、青いー?」

「うぅんそれはですねぇ……、えーと……ちょっと待って下さい今ぐぐるから」

「何ですか、ぐぐるって、いみ」

「うん?何ですかインゴくん、どしたの」

「ぐぐる、何ですか」

「え、えっとね、検索するってこと、?」

「けんさくってー、ナニー?」

「えっとぉー。検索は…調べるってことです」

「なんでしらべるのー?ナマエ、知る、ないのー?」

「知るない違う、知らない」

「ナマエ、知らない、のー?何を知らないのー?」

「え?空がどうして青いのかを知りたいんでしょう?」

「あー。そだそだ」

「はい、出ましたー。えっとぉー……地球の大気が太陽の光を散乱させるから青く見えるらしいです!わかった?」

「わかりません」

「さんらんってなにー」

「あれですよ、散らばるってことです」

「何でさんらん、すると青いの?」

「……こう……青い光がですね?空に……広がって……青くなるんです!」

「どこから、来るんですか?青いひかり」

「た、太陽からかな?」

「たいよう青くないじゃん!ナマエ知らないのー?」

「た、助けてぇぇ誰かー!」

「はーいクダリお兄さんだよー」

「ボクのおにいさんクダリじゃないよー」

「ワタクシのおにいさんでもないです」

「僕はみんなのお兄さんなの!」

「クダリお兄さぁぁん!」

「ナマエのお兄さんになった覚えはない」

「し、辛辣!」

「それで?なんだっけ、空がどうして青いのか?」

「そー」

「はい、そうです」

「それはね……空が海に恋してるからだよ!」

「えー?」

「えーそれ無理ないですかクダリさんゥブッすいません黙ってまムゴォッ」

「空は海に恋してるから、海とお揃いになりたくて青くなってるの」

「そうなのです、か?」

「そうなんです。理解早いなーインゴは賢いねー」

「ほっぺ痛ぁー……ん?どうしたんですかエメットくん、お腹すいたの?」

「では、どうしてうみは、青いのですか?」

「すいたー」

「……空に恋してるからだよ!」

「よしよし、じゃあお台所行こうねー、なんかお菓子探しましょう!」

「Hum……?おそろいになりたいのですか?」

「探すー!おかしー」

「そう!」

「では……はじめに青かったのは、どちらですか?どっちがさいしょにマネしたのですか?」

「……ど、同時に青くなって、それからずっとお互いのことをまねっこしてるんだよ」

「では、クダリ、もし空が海のことを好きじゃなくなったら、なにいろになるのですか」

「空と海は未来永劫相思相愛だから両方ともいつもお揃いの色だよ」

「どういういみですか、みらいえいごう?」

「ずーっと!ってこと」

「そうしそうあいは?」

「空は海が好きで海は空が好きってこと」

「でもクダリ、もし、海が空をすきではなくなったら?」

「相思相愛なのー!好きじゃなくなったりしないの、もしもはないの!」

「ただーいまーあっクダリさんが悪い教育してる!そうやって子どもの好奇心を潰しちゃうのダメなんですからね!」

「インゴ!クッキー!」

「クッキー!」

「えーっとねぇ、インゴくんいいですかー、もしも海が空のことを好きじゃなくなったらね、えぇと」

「ボクぶどうのクッキー!」

「ワタクシはチョコチップがほしいです!」

「ンガッ全然聞いてないし……!食欲優先ですか!」

「僕プレーンのがいい」

「クダリさん大人げないですよ、それはお子様用です」

「じゃあボクのクッキー、ぶどうじゃないとこクダリにあげる」

「えー」


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