短いの3つ

「カップルは滅してしまえばいいのです……クリスマスなぞクソ喰らえ」

「ノボリさんてばいつになく口が悪い!いつものノボリさんだったらもっとお上品に罵るはずなのに!」

「お上品な罵りってどんななの」

「『ウンコ召し上がってらっしゃい』とか?」

「むしろ下品だよ!」


***


「もう怒った、とびきり悪いお仕置き、しちゃうからね!」

「わぁ悪人面!」

「どうしようかな。そうだなーまずはこの……オタマロ帽をかぶりなさい」

「わぁ悪趣味!」

「そしてこのペンで」

「うわぁぁ油性はやめて!」

「ナマエは僕の、って書いてあげる」

「ちょっとぉ!いま肉って書きませんでした!?」

「そんなギャグみたいなことしない、書こうと思った言葉はにくべn」

「オタマロの格好でソレはむしろギャグが加速してますよね、ていうか書く場所がおでこだし」

「はい書けたー、鏡どうぞ」

「……肉襦袢……だと……?」

「あははは」


***


「君さぁ、僕のこと好きになればいいのに」

「はいはい」

「僕のために生きてくれればいいのに」

「ソーデスネー」

「僕のことだけ考えて生きて?僕だけを喜ばせて?」

「うんうん」

「そんでこの書類やって?」

「昨日も言いましたけどそれわたしじゃできないんです、サブウェイマスターじゃないとダメなんです!」

「じゃあノボリにやらせてよ!ノボリィー!書類ー!!」

「往生際が悪いですよ!なんで今日はそんなにダダこねるんですか!いつもは真面目にお仕事してるのにー!」

「だってぇーこうやってればナマエが構ってくれるからぁー」

「かわいこぶったってダメですよ、わたしノボリさんにクダリさんの監視任されてるんですから……ケーキバイキングと引き換えに!」

「ノボリのバカー!ナマエはもっとバカー!!」

「はいはいバカでさーせーん」


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