「………あ」


「どうかしたかい」


「やっばー…、今日実験じゃん!教室授業じゃないよ!」


「あっ!」


「うわ、やっべー!」


「チェレン、どうしよシャガ先生怒るよね…あれ?チェレンは?」


「!!誰だよこんな時に着信…!…あ、チェレンだ。もしもーし!」


『トウヤ、何してんのさ!早く来ないと授業はじまっちゃうよ!』


「おい、あいつもう実験室いるぞ!」


「はぁぁ!?ちょっとチェレン、今日実験だって分かってたなら言ってよ!」


『トウコ?え、ひょっとしてみんな忘れてたの!?まだ教室?…ベル、みんなまだ教室だってさ!バカだね、早く来なよ!切るからね!』


「おいチェレンこらぁぁぁ!…ほんとに切りやがった!」


「うわぁぁぁぁチャイム鳴ったぁぁぁぁ!」


「ナマエ、行くわよ!」


「大丈夫、始業ベルは約30秒間続くから…あと25秒で実験室にたどり着けばいいんだよ」


「お前バカか、どうやって25秒であっちまでいくんだよ!」


「そんなこと良いからもっと速く足動かしなさいよ!」


「ううっちくしょーベルちゃんの裏切りもの…!」






「もう授業は始まっているぞ」


「…すいませんでした」


「4班は放課後来てクラス全員が使った実験器具の片づけをするように」


「…ハイ」







14:15〜15:20 化学




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