「コーン先生ー失礼しまー……あれ、ナマエいねー」
「寝てるんでしょ。失礼しまーす」
「こんにちは」
「こんばんはぁ」
「失礼しますコーン先生」
「またあなたたちは大所帯ですね……ナマエ、起きてますか」
「むにゃむにゃもう食べられないよ」
「何わざとらしい寝言いってんだお前」
「起きなさい、お迎えが来ましたよ」
「え?わたし死ぬの?」
「何馬鹿な事言ってるのよ……あぁよかった、熱は下がったみたいね」
「熱というより日焼けしたところが赤くなってるだけじゃないのかい?」
「随分遅くまで残っていたのですねあなた達。生徒がいる時間じゃないでしょう」
「友達を残して帰れないですよ」
「きゃーチェレンいいこと言うー」
「お前この間俺たちが化学室の片付けした時さっさと先帰ってたよな?」
「それとこれとは違うだろ、トウヤ」
「ナマエ、大丈夫ぅ?」
「うん?うん、健康体だぜー」
「帰ろうナマエボク鞄持ってきたから。制服もトウコが持ってきてるよ」
「あーありがとーN。結婚しよう」
「ダメだこいつまだ熱中症の後遺症が……」
「ちょっとトウヤくん失礼だな!聞こえてるよ!」
「ボクは構わないが」
「いいの!?」
「わーい嫁ぎ先見つかったー」
「わけわかんねーよ……」
「だが少し考えてみたまえナマエ。ボクらが上手くやっていけるとは思えないが」
「……Nってばいいよって持ち上げた後にすごい落とすねぇ」
「そう言えばそうだね」
「そこですんなり納得するところがナマエだよね」
「そもそもどうしていきなり結婚……何があったのよあとで詳しく聞くからね」
「じゃあ別れよっか。今までありがとう」
「それが良いだろうね」
「スピード離婚もいいとこだな」
「いや結婚してないわよ」
「もー!今日で二度もフラれた!」
「二度?へぇー言質取ったぁ」
「ベル、目が怖いわ」
「ほら帰ろう早く着替えて」
「あーうん、じゃあちょっとトイレ行ってくる」
「何のためのパーティションなの。ここで着替えたらいいじゃない。ほら、閉めるわよ」
「きゃーん入ってきちゃやだぁートウコちゃんのえっちー!」
「あー、あたしもそっち行きたぁい!また汗かいちゃったしちょっと拭きたいんだよねぇ」
「ベルちゃんのおっぱい!?」
「ナマエ男子がいる前でそういうこと言わないの!」
「黙れナマエ」
「サーセン」
「楽しそうですね……ではナマエの用事がすむまで男性陣はこちらでお茶でもどうですか。デントからカップケーキ貰ったんですよ」
「いいんですか?いただきます」
「ベルちゃんのぱいおつ!」
「うるせーぞナマエ黙って早く着替えろ!」
体育祭:帰りの支度