「あーよって……今年もみな存分に力を発揮し……友情の……絆の……また、素晴らしい思い出として…………」


「………眠くなってきたよぉ…立ったまま寝ちゃいそう…」


「駄目よ、頑張ってベル……そう、あの星に向かって右ストレートを叩き込むのよ……!」


「おいトウコお前大丈夫か」


「…ハッ!?あ、あら?おかしいわねさっきまであたし、ベルを世界チャンプに…」


「秋のすがすがしい風と……若者らしい……運動の素晴らしさ……団結…勝ち負けの問題でなく……」


「うわー、Nお前ちょっと焼けたんじゃね?鼻の頭赤くなってんぞ」


「トウヤもほっぺ赤くなってるよ」


「だから日焼け止め塗りなさいって言ったのよ」


「チェレンは眼鏡焼けしてるねぇー、おもしろぉい!」


「え……!」


「あーあ、ちゃんと家帰ってスキンケアしないとパンダ跡残るわよー」


「メンドーだな…」


「……よって、ここに第63回体育祭を閉会するーッ!」


「やっと終わった……」


「最後が一番疲れたわ…」


「保健室寄ってく?トウコぉ」


「うーん……そうね、どうしたらいいかしら…ノボリ先生もいるだろうしヘタに行って邪魔したら」


「面白くなくなっちまうな」


「そうよね、面白くなくなっちゃうわよね」


「キミたちナマエを何だと思ってるんだい…」


「友達に決まってるじゃねーか」


「もちろん親友よ!」







閉会式





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